投資クラゲとは?どんなトレードをしているの?
こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード(2日~20日間保有)
◆トレンドフォロー(21日~90日間保有)
下の画像のようなトレードをしています。
マーケットはどんな場所?
マーケットとは「売る人」と「買う人」がいて、株や先物、為替、仮想通貨などが取引される場所のことです。
簡単に言えば、「需要と供給の関係」が市場価格を決めます。
マーケットに多くの人が集まると、マーケットが拡大し値動きが激しくなります。
このことを「ボラティリティが高い」と表現します。
逆に、マーケットから人が去っていくと、マーケットが縮小して値動きが停滞します。
これを「ボラティリティが低い」と言います。
株や先物、為替、仮想通貨などは、どこか一か所に実際に人が集まっているわけではありません。
その多くの人たちは、パソコンの画面の前にいます。
もしくはスマホやタブレットで取引をしているかもしれません。
個人投資家が家で投資をしているかもしれないし、大口のヘッジファンドはあるオフィスの一角でプロの投資家がマウスをクリックしているかもしれません。
多くの人は、値動きを分析しています。
- 現在の価格は、高いのか安いのか。
- 売りなのか買いなのか。
その判断に全神経を集中させているのです。
もちろん、日本だけではありません。
先物、為替、仮想通貨は世界中のトレーダーが参加している世界最大規模のマーケットです。
トレードでやることはいたって簡単です。
- 安く仕入れて高く売る。
- 高く売って安く買い戻す。
単純明快、この上ないです。
ただ、これが非常に難しいものなのです。
大きな金額になれば、10秒もたたずに1000万円が動きます。
そんな世界です。
利益を生み出すためには、成功する方法を身に付けなければいけません。
それが初心者にとってはかなり難しいことです。
成功する方法を身に付ける手立てはいくつかあります。
その手立ての1つがテクニカル分析であり、ファンダメンタルズ分析です。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の定義を見てみましょう。
- テクニカル分析とは、チャートを使って値動きを研究するもの
- ファンダメンタルズ分析とは、値動きの原因を研究するもの
どちらの方法でも成功しそうな感じがしますが、違います。
テクニカル分析だけで勝つことは可能ですが、ファンダメンタルズ分析だけで勝つことは不可能だからです。
どういうことかというと、先ほど言ったトレードでやるべきこと
- 安く仕入れて高く売る。
- 高く売って安く買い戻す。
これを判断するためにはどうしてもテクニカル分析の知識が必要になってきます。
ファンダメンタルズ分析をして「日本の金利が上がるから市場に出回る円の量が減る。円の量が減れば、円の価値が上がる。つまり円高方向に動く。ドル円を売りだ!!」そう考えて売りでエントリーしたとします。
しかし、それは値動きの底かもしれません。
相対的に見て、かなり安くなってしまったあとかもしれません。
今は買うべきなのか、売るべきなのか、様子見なのか?それを判断するにはテクニカル分析の知識が必要不可欠です。
テクニカル分析とは?
テクニカル分析についてもう少し深掘りしてみましょう。
テクニカル分析とは、チャートを使って値動きを研究するものです。
テクニカル分析の前提は3つあります。
- 市場の価格はすべてを織り込む
- 価格の動きはトレンドを形成する
- 歴史は繰り返す
この3つの柱は、ジョンJ・マーフィーが「先物市場のテクニカル分析」という本の中で提唱しているものです。
この前提があってはじめてテクニカル分析を使うことができます。
1 市場の価格はすべてを織り込む
先物、為替、仮想通貨などの価格はすべてを織り込んでいます。
- 買いたいという気持ち
- 売りたいという気持ち
- 需要と供給
- 価格に影響を与える経済指標
- 要人発言(中央銀行の政策金利発表や総理大臣や大統領の発言など)
- 戦争、天変地異などのニュース
それらすべてを織り込んでいるものがチャートです。
世の中で起こっているすべてのことは即座に価格へ反映されます。
逆に言えば、発表されたあとの経済指標には意味がありません。
発表した瞬間に価格に反映されるので、そのあとは過去の経済指標によって価格が動くことはありません。
市場の価格は需要と供給で決まります。
需要と供給の関係についてジョンJ・マーフィーは次のように発言しています。
もし需要が供給を上回れば価格は上昇し、供給が需要を上回れば価格は下落する。
「先物市場のテクニカル分析」著/ジョンJ・マーフィー
「確かにその通りだ!」と思ってしまいがちですが、違います。
そもそも、需要と供給の関係は一次方程式の関係ではありません。
つまり、ジョンJ・マーフィーの発言は間違っているということになります。
- 買う人が多ければ価格は上がる
- 売る人が多ければ価格は下がる
確かに、需要と供給の一部分を説明していますが、これでは説明が足りません。
価格が上がったり下がったりする要因は他にもあるということです。
「デイトレード」を執筆したオリバー・ベレスとグレッグ・カプラは次のように言っています。
株価の上昇を招く力は、この世にただ1つだけ存在しており、それは単純に売りを上回る買いが存在するということである。それだけである。
「デイトレード」著/オリバー・ベレス、グレッグ・カプラ
これも説明が足りません。
需要と供給の関係について理解すれば、なぜ価格が上がったり下がったりするのかスッキリと理解することができます。
詳しくは別記事で解説します。
繰り返しになりますが、価格を決定する要因は何なのでしょうか?
それは需要と供給です。
需要と供給の本質を理解することができれば、世の中の経済の9割以上を説明することができます。
それくらい重要なポイントです。
重要なことなので、繰り返して言います。
価格は需要と供給の関係で決まります。
2 価格の動きはトレンドを形成する
トレンドって何?
価格の動きはトレンドを形成します。
トレンドとは価格が一方向に動くことを意味しています。
トレンドには次の3つの状態があります。
- 上昇トレンド…高値と安値を切り上げている状態
- 下降トレンド…高値と安値を切り下げている状態
- レンジ…マーケットに方向感がない状態(海外ではトレンドレス、横ばいトレンド、フラットともいいます。)
基本的に価格はトレンドを形成しています。
上昇か下降どちらかに傾いていることが多いです。というかほとんどの場合は傾いています。
マーケットで利益を上げるためには、トレンドの力を借りる必要があります。
つまり、上昇トレンドの最中に「安く仕入れて高く売る」ができればいいわけです。
逆に下降トレンドの最中に「高く売って安く買い戻す」ができればいいわけです。
投資家として成功するかどうかは、「=トレンドを見極められるかどうか」にかかっているといってもいいくらいです。
それくらいトレンドを見極めるのは難しいです。
逆に言えば、トレンドを見極めることさえできれば、投資の世界で勝ち続けることが可能になります。
本当にトレンドって形成されるの?
価格の動きは、本当にトレンドを形成しているのでしょうか?
ドル円を見て確かめてみましょう。
1971年にニクソン・ショックがあってから、ドル円のレートは360円から円高方向に動いてきました。
70円台まで円高方向に振れてから、今度は円安方向に動いています。
ドル円の歴史50年間を見て分かる通り、価格が一定にとどまって一年間全く動かないという年は一回もありません。
つまり、毎年トレンドは起きているということが分かります。
さらに、どこかの一年間を詳しく見てみましょう。
例えば2022年の一年間を見てみます。
すると、一年間で9回トレンドが発生しているのが分かります。
株、先物、為替、仮想通貨、どの年を調べたとしても、大抵の場合はトレンドが発生しているはずです。
自分の目で確かめるのが一番いい
そうは言っても、本当にトレンドが形成されるの?と思う方もいるかもしれません。
「価格の動きはトレンドを形成する」ということが本当かどうか知りたかったら、自分の目で確かめるのが一番いいです。
チャートを見たことがない方は、トレーディングビューというソフトがおすすめです。
このソフトは世界中の投資家たちが使っています。
あらゆる値段が表示でき、あらゆるインジケーターを表示させることができます。
有料版であれば、アラームがたくさん設定できるし、一度にいくつものチャートを並べて表示させることができるのでめちゃくちゃ便利です。
話を戻しますが、本当にトレンドが形成されるのかどうかは自分の目で確かめるのが一番です。
つまり、過去検証するということです。
最低でも10年分くらいやることをおすすめします。
10年過去検証すれば、大きなトレンドがつかめるはずです。
そうすれば、トレードするときに、今のトレンドに乗ることができるようになります。
過去検証のやり方は別記事で詳しく解説します。
3 歴史は繰り返す
価格はトレンドを形成します。
そして、トレンドは一方向にずっと進み続けることはありません。
価格が上がり続けて止まらない!価格が下がり続けて止まらない!そんな価格が崩壊するような出来事はめったなことでは起きません。
少なくとも1971年にニクソン・ショックがあって変動相場制がスタートしてからドルと円はバランスを取り合って一方向にずっと動き続けるということはありませんでした。
なぜなら、安く買った人は高く売りたいからです。
値段が高い場所で売れば、価格は下がります。
逆に高く売った人は安く買い戻したいわけです。
値段が安い場所で買い戻せば、価格は上がります。
マーケットには常に新しい参加者が参入してきます。
だから、上昇トレンドはいつかは終わります。
下降トレンドはいつかは終わります。
それは繰り返していくものです。
ドル円50年の歴史を見てもその事実は明らかです。
図を見て分かる通り、価格が上がり続ける、下がり続けるということはありません。
ドイツのマルクが崩壊したという話がありますが、この場合はかなり特殊な例です。
インフレが進みすぎてハイパーインフレーションになってしまったという話です。
1913年に1ポンド=20マルクだったのが、1923年には1ポンド=20兆マルクになってしまったのです。
結果として10年の月日をかけてマルクが紙屑になってしまいました。
なぜドイツでハイパーインフレーションが起きてしまったのかについては別記事で解説しています。
現在の日本でハイパーインフレーションが起こる可能性はかなり低いと考えられます。
話を戻しますが、将来起きることが予測できれば、利益を生み出すことができます。
将来を理解するためには「過去の値動きを知る」ことです。
つまり過去検証をするということです。
過去に出てきたパターンと同じパターンが出現したら、そこでエントリーすればいいわけです。
過去検証は宝の山です。
自分の資産を増やすための気づきを与えてくれるものです。
少し脱線する話ですが、パソコンやスマホがない時代では、チャートを作るのにも一苦労でした。
- 毎日の始値、終値、高値、安値をチェックして表に書き入れる。
- その数字をもとに、ろうそく足チャートやバーチャートを手書きで作る。
- 終値の数字をもとに、移動平均線やMACD、RSIなどを計算機を使ってパチパチ計算する。
めちゃくちゃめんどくさくないですか?
それが今は、パソコン一台あればすべて完結します。
スマホ一台でも取引できます。
おすすめなのはパソコンでチャートを見ることです。
チャートはできるだけ大きな画面で見た方がいいです。
世界中のトップトレーダーは、チャートからあらゆる情報を取り入れて取引をしています。
スマホの小さい画面では、そのチャートの情報量すべてを表現することができません。
パソコンやスマホがない時代と比べると、過去検証はめちゃくちゃ楽になりました。
- チャートを手書きで書く必要がない。
- 毎日の始値、終値、高値、安値を手書きで書く必要がない。
- 終値の数字をもとにインジケーターの計算をする必要がない。
こんなことをしなくても、簡単にデータを入手できます。
トレーディングビューを使えばドル円の50年間分のデータを一瞬で検索できます。
この通りです。
1971年の1ドル=360円のレートが終わると、一気に下降トレンドに入ったんだなぁということがたった数分で分かってしまうのです。
要は「その情報を自分が使いこなせるかどうか」にかかっています。
情報はあります。
誰にでも手に入れられます。
過去の値動きは無料で公開されています。
もし本当に歴史が繰り返すとしたら、それを研究しないのはあまりにももったいない話です。
まとめ テクニカル分析をしていくためにはその土台となる考え方が必要不可欠
今回はテクニカル分析について「そもそも論」を話しました。
要点を振り返ってみましょう。
マーケットとは「売る人」と「買う人」がいて、株や先物、為替、仮想通貨などが取引される場所のこと
テクニカル分析とは、チャートを使って値動きを研究するもの
ファンダメンタルズ分析とは、値動きの原因を研究するもの
テクニカル分析の前提は3つ
- 1 市場の価格はすべてを織り込む → 価格は需要と供給の関係で決まる
- 2 価格の動きはトレンドを形成する → トレンドには次の3つの状態がある
- 3 歴史は繰り返す → 要は「その情報を自分が使いこなせるかどうか」にかかっている
トレンドには次の3つの状態がある
- 上昇トレンド…高値と安値を切り上げている状態
- 下降トレンド…高値と安値を切り下げている状態
- レンジ…マーケットに方向感がない状態
テクニカル分析をしていくためにはその土台となる考え方が必要不可欠です。
- 経済指標がトレンドにどのように影響するか分からない
- 需要と供給の関係が分からない
- トレンドが続くのか転換するのか分からない
- 歴史が繰り返すってどういうことなのか分からない
- ハイパーインフレになったらどうしようと考えている
このような疑問は一つ一つに答えや対応した考え方があります。
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