【投資脳構築】FXはゲームと同じだから楽勝じゃん！！と考えると失敗してしまう訳

こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード（2日～20日間保有）
◆トレンドフォロー（21日～90日間保有）
下の画像のようなトレードをしています。

FXはゲームに例えられることが多いです。

このように考えると、FXはゲームとしてとらえることもできます。

がしかし、FXをゲームとしてとらえても問題ないのでしょうか。

結論。

FXとゲーム（RPG）の共通点

まずはFXとゲームの共通点を考えていきます。

ゲームといっても、種類は様々です。RPG、シミュレーション、アクション、パズル、ロールスクロール、レース…

やはりゲームの王道と言えばRPGでしょう。

ロールプレイングゲームです。

まずは同じところです。

FXもRPGもこのような考え方は同じです。

「FXはゲームと同じだから楽勝じゃん！！」と考えると失敗してしまう訳

通常のRPGであれば、強い敵を倒すとたくさんの経験値がもらえてレベルアップします。

強い敵を攻略した達成感もあるでしょう。

しかし、FXでは強い敵を倒したとしても弱い敵を倒したとしても経験値やもらえるお金はほとんど同じ。

むしろ、難しい相場を攻略したとして何度も損切にかかってしまうと、トータルでマイナスになってしまいます。

つまり、強い敵を倒してもたくさんレベルが上がる訳ではない、ということです。

また、別の角度から考えてみると、通常のRPGはリセットできます。

自分の好きなタイミングでやり直すことができます。

しかし、FXは「オートセーブ付きのリセット不可能なゲーム」と考えられます。

その日の結果を、必ず次の日に引き継ぎます。

勝っても負けても結果が次の日に反映されてしまうのです。

FXとゲーム（RPG）の違うところ

次にゲーム（RPG）とFXの違う点を考えていきます。

ゲーム（RPG）にあってFXにはないもの	FXにあってゲーム（RPG）にはないもの
基本的にレベルは上がるもの レベルが上がったら、下がることはない レベルの上限がある 初めの町から次の町へ移動していく 敵キャラがだんだんと強くなっていく 強い敵はたくさんの経験値やお金をくれる ボスを倒して次の町へ行く だんだんと強い敵を倒してレベルを上げていき、最終的にラスボスを倒すのが目的 ゲームをリセットすることができる（何度でも始めからスタートできる）	レベルが上がるかどうかは自分のやり方次第 レベルが上がったり下がったりする（最大資金が増えたり減ったりする） レベルの上限がない（最大資金の上限がない） ずっと初めの町の周りをうろうろとする 敵キャラは強くなったり弱くなったりする 強い敵も弱い敵も経験値やお金はほとんど同じ。それなら弱い敵を倒した方がいい。 ボスやラスボスは倒さなくていい。逃げる選択肢もあり。 雑魚敵を倒し続けていき、最終的に資金を増やすのが目的 ゲームをリセットすることができない。オートセーブ機能付き。

ゲーム（RPG）は、基本的にレベルが上がっていきます。

レベルが上がれば当然ステータスもすべて上がっていき、強くなります。

例えば次のようなステータスがあります。

一方、FXでは次のようなステータスが変化していきます。

この３つが変化していきます。

ものすごく簡単に言えば、トレードで勝てば最大HPが増え、負ければ最大HPが減るということです。

トレードをするときに、攻撃力を上げる「Lot」という魔法を使うことができます。

この「Lot」という魔法を使うと、攻撃力が２倍、３倍に増えていき、勝ったときには最大HPの増える量が２倍、３倍になります。

ただし、この「Lot」という魔法は諸刃の剣で、負けた時のダメージが２倍、３倍になってしまうという性質もあります。

最大HPに対してどれくらいの魔力で何倍の攻撃をしていくのか考えていくことはトータルで勝つために必要なプロセスです。

また、トレードをし続けると、投資家としてのレベルが上がっていきます。

現在チャートや過去チャートを見る経験値がどんどん貯まっていくからです。

ただし気を付けたいことは、投資家としてのレベルは10くらいまでしか上がらないということです。（仮に10として考えています。）

それに比べて、出てくる敵の強さは異常そのもの。

初めの町の周りにはレベル1のスライムもいれば、レベル100の強敵が現れることもあります。

ドラクエでいえば、初めの町の周りにキラーパンサーやグレードドラゴン、キラーマシンなどの強敵がうようよとしていることを想像してみてください。

初心者は一瞬のうちに消されてしまいます。

投資家レベル１の人がFXを辞めてしまうのは、これが理由です。

まず初めの町の周りにいる強敵と戦ってしまい、負けてしまうことにあります。

当然、投資家としてのレベルを1から10に上げたところでグレートドラゴンやキラーマシンに勝てる訳がありません。

では、どうすればいいのかというと、FXで勝つためには次の２つの視点が必要になります。

弱い敵と強い敵の見分け方が分かる

レベル100の敵は無視して、レベル1の敵だけ倒すという考え方

じゃあ、どうすればいいのかというと、弱い敵キャラが出てくるのをひたすら待つという考え方でOKです。

こんな感じの考え方でOKです。

通常のゲーム（RPG）では、スライムだけ倒していても強くはなりません。

次の町へ行けずに、物語が進んでいくことはありません。

しかし、FXは違います。

最初の町の周りで、とにかくスライムだけを刈っていればOKです。

はたから見ると、全然面白くない作業です。

ひたすら初めの町の周りでスライムを倒し続けるんですよ？

しかも、その繰り返しです。

それがFXの勝ち方です。

FXで「スライムが出現した」とはどういう状況のことかというと、複数の根拠が重なったときです。

基本的に、相場の敵の強さはレベル100だと考えていていいでしょう。

上に行くか下に行くかはまったく分かりません。

プロのトレーダーでも見分けるのは難しいです。

相場の敵の強さはレベル100に対して自分はどんなに頑張っても投資家レベル10です。

この差を埋めるためには、強い敵を相手にしてはいけません。

FXにおいての強い敵とはどんな敵でしょうか

「逃げる」選択とは、トレードしないということです。

弱い敵が出てくる瞬間をひたすら待ちます。

敵が弱くなるのは「根拠が複数重なるとき」

相場で出現する敵は基本的にめちゃくちゃ強いです。

しかし、弱い敵が出現することもあります。

どんなときに弱い敵が出現するのでしょうか。

それは「根拠が重なるとき」です。

根拠が１つあると敵のレベルは半減するイメージです。

例えば、「サポレジ転換線が引ける」となると敵のレベルは100から50になります。

これだけでもかなり弱くなります。

そして、「チャートパターンが出現した！！」となるとさらに敵が弱くなります。

レベル50からレベル25くらいになります。

さらにさらに、「東京市場の損切注文がたまっている場所」となるとかなりのチャンスです。

レベルが25から12.5になります。

レベル10以下の敵であれば70～80%の確率で倒すことが可能です。

敵が弱くなるポイントとして次のような根拠を見つけるのがおすすめです。

投資家レベルを上げるためにできる10のステップ

勝てるようになるには投資家としてのレベルを上げる作業も必要です。

ただ気を付けたいのは、投資家レベルは10までしか上がらないということです。（個人的な見解です。）

どんなに頑張っても、レベル100の敵には勝てません。

基本レベル10以上の敵はスルーして、レベル1～レベル9の雑魚敵を倒すのが前提で話を進めていきます。

タネ銭を用意する

トレードをする大前提として資金が必要になります。

まずはタネ銭を集めましょう。

タネ銭とはトレードするために必要な資金のこと。

こればっかりはアルバイトや仕事をして（自分の時間をお金に換える方法）で、コツコツと貯めるしかありません。

いくらという目安はありませんが、一定のまとまった金額が必要になってきます。

国内の口座であれば25倍のレバレッジがかけられるので、必要証拠金が25分の1で済みます。

つまり、100万円分のトレードをしたければ4万円必要になるということです。

ドル円で考えると5万円で1Lotくらいなので50万円あれば10Lotの取引ができます。（2023年4月）

これくらいのまとまった金額からスタートするのがおすすめです。

例えば、1ヵ月1万円を1年間続ければ12万円貯めることができます。

1ヵ月3万円で36万円、1ヵ月5万円で60万円ですね。

資産運用をシミュレートしてみる

自分の資産がどのように推移していくのかイメージをもつといいです。

資産運用は、自分の資産が足し算で増えていくのではなくて、掛け算で増えていくイメージです。

「100万円が10倍の1000万円になったらいいな」とモヤっとした願望を持つのではなく、100万円がどのように推移して1000万円になるのかを計算してみるのがおすすめです。

計算するためには、FXで用いる単位「pips」と「Lot」という考え方を知る必要があります。

この「pips」と「Lot」を使って資産を計算できるようになる必要があります。

FXの基本的な用語を使いこなす

FXで勝つためには知識が必要です。

まずは基本的な用語を勉強しましょう。

自分のお金でトレードする　→　大失敗する　→　本気で取り組むようになる

デモ口座で練習する方法もありますが、あまりおすすめはできません。

自分のお金がかかっていないと本気になれないからです。

自分のお金をかけてトレードすると上達しやすいです。

「本気度」が違ってくるからです。

初めはトレードで大失敗します。誰もが通る道です。

トレード記録をつける

FXは瞬時に意思決定をするゲームです。

具体的には常の５つの意思決定を求められます。

トレードをしているとうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。

相場ではレベル100の強敵が出現します。

対して自分のレベルはどんなに上げても10です。

エントリーした相場が強敵でなかったか振り返ってみましょう。

過去検証をする

過去検証をする目的は次の２つ。

過去検証でトレンドとレンジの判断ができるようになる

強い敵と弱い敵の見分け方として有効なのは「トレンドとレンジの判断」です。

今の相場がトレンド相場であれば弱い敵の可能性があります。

上昇トレンドの押し目、下降トレンドの戻り高値なら、さらに弱い敵の可能性が高いです。

現在のチャートからトレンドやレンジを判断できるようになるためには、過去チャートからトレンドやレンジを判断できなくてはいけません。

勝てるルールの検証

勝てるルールは無数にあります。

ランダム性が崩れて、リスクリワードが50:50ではなくなる場面は、様々な通貨ペア、時間足、チャートパターン、水平線に現れます。

「これなら勝てるかもしれない。」と思うルールを１つ決めて、検証してみましょう。

例えば、ドル円４時間足のヘッドアンドショルダーが出現したとき2022年1年間分調べてみるなどです。

検証すると、その手法の勝率が高いか低いかが分かります。

もしかすると、追加ルールを入れれば勝率が上がるかもしれません。

例えば、ロンドン市場・ニューヨーク市場の時間に絞って分析すると時間的な優位性が出てくるかもしれません。

ネックラインに水平線を引いて、そこからトレードすると優位性が出てくるかもしれません。

自分のルールを確立する

過去検証をしたら、自分のルールを作っていきます。

ルールはできるだけ明確なほうがいいです。

再現性のあるトレードスタイルの方が勝ちを積み重ねていくことができます。

現在のチャート上に優位性を見つける

現在のチャートはランダムに動いていることがほとんどです。

リスクリワードは50:50。

このあと上がるか下がるかは分かりません。

しかし、ランダムが崩れる場面は必ず出現します。

リスクリワードが40:60、30:70になる場面があるということです。

リアルタイムでランダムが崩れる場面を見つけられるようになるのがトレーダーとしての必須条件。

具体的には次のような場面です。

成功した投資家の考え方を学ぶ

世界中には投資で成功を収めた有名投資家がいます。

大成功を収めた投資家たちはなぜ勝てたのでしょうか？

運があったから？

直観を信じたから？

奇跡を祈ったから？

投資で成功する人と、失敗する人の決定的な違い。

それは「複利を味方につける考え方」をしていたかどうか、です。

天才物理学者のアインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだもの。

それは「複利の力」です。

資産運用は複利の力を味方につけることで成功します。

成功した投資家の考え方を簡単に紹介します。

月次＋が出たら、ひたすらスライム狩りを繰り返す

再現性のあるトレード方法で月次＋が出ればこちらのものです。

この勝負は勝ったも同然。

やり方が分かったら、ひたすらスライム狩りを繰り返していきましょう。

この繰り返しでOKです。

成功するのは、ねばり強くやり続けられる人だけです。だから諦めてはいけません。

タレントとしても知られる投資家「ジム・ロジャーズ」

まとめ まずは投資家レベル10を目指す あとはスライムが出現するのを待つ

今回の記事では、FXとRPGを徹底比較しました。

そして、投資家としてのレベルを上げるためにできることを紹介しました。

これらをすべてやって投資家レベルが10になります。

何度も言いますが、レベル100の敵はたくさん出てきます。

強い敵が出てきたら「逃げる」選択でOKです。戦わなくてOK、相手にしなくて構いません。

狙うのは弱いスライムが出現したときです。