【投資脳構築完全ロードマップ】アインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだもの

こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード（2日～20日間保有）
◆トレンドフォロー（21日～90日間保有）
下の画像のようなトレードをしています。

ドイツ生まれのアルベルト・アインシュタインは20世紀最大の物理学者と言われています。

一度は耳にしたことがあるかと思います。

残念ながら、僕は物理に詳しくないので、まったく意味が分かりません。興味もありません。

なぜ、こんな話をしているかというと、アインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだものがあり、それを紹介したかったからです。

何だと思いますか？ビックバン？原子力？DNA？遺伝子？

正解は…「複利」です。

えっ？複利？何それ？

そう思った方、まあ最後まで話を聞いてください。

複利の力は、次の３つの言葉から説明できます。

資産運用は、まさに複利の力を使ってできることです。

例えば、100万円を1ヵ月で1%増やしたとしましょう。

すると、101万円になります。利子は1万円です。

次の月に1%増えたとします。

すると102万円ではなく、102万100円になります。

利子は1万100円になります。

この半端な100円は利子が利子を生んだものです。

これが複利の力です。

そんな声が聞こえてきそうですが、心配しないでください。

資産運用ではこの「複利」という考え方が非常に重要になってきます。

トレードルールの作り方については【STEP8 ルールを作る】ルール作りをする上で押さえたい７つのポイントで詳しく解説しています。

【複利の話①】A→１日１万円もらえる。B→１日１円もらえる。次の日は前の日の２倍もらえる。AとBどっちを選ぶ？

例えば、次の２つだったらどちらを選びますか？

Aを選んだあなた、残念ながら資産は増えません。

Bを選んだあなた、おめでとうございます！！

見事に複利の力を味方につけました！！

宝くじに当たるよりもすごい選択をしました。

次の表を見てください。

1日目はAが1万円、Bはたったの1円です。

2日目はBが合計2万円、Bはたったの3円です。

Bは少しずつしか増えていないように思えますが、17日目と18日目に注目してください。

17日目のAの合計金額は170000円、それに対してBの合計金額は131071円です。

そしてついに18日目。BがAを追い抜きます。

18日目のAの合計金額は180000円、それに対してBの合計金額は262143円です。

そのあと、とんでもない増え方でBの資産は増えていきます。

この2つの選択肢があった場合、18日以上継続的にもらえるなら間違いなくBを選んだ方がいいです。

では、もう少し現実的な数字に落とし込んでみましょう。

【複利の話②】A→１日１万円もらえる　B→毎日資産が１％増える　AとBどっちを選ぶ？

次のような場合はどうでしょうか。

もしあなたならどちらを選びますか？

この場合は、Aも正解と言えるし、Bも正解と言えます。

これはどれくらの期間もらえるかによって、結果が変わってきます。

次の表を見てください。

１年目、365日後。

Aは365万円になっています。

Bは37万4093円です。Aの10分の1くらいですね。

ところが２年目の653日目にBがAを追い抜きます。

Aが653万円なのに対して、Bが656万9551円になります。

そして２年が経過した730日目。

Aは730万円なのに対して、Bは1413万4534円です。

730日の時点でBはAの２倍近くの金額になっています。

そして３年目、1095日。

Aは1095万円。それに対してBは5億3405万1228円になっています。

これが複利１％の力です。

毎日１％を着実に積み重ねるのは難しいですが、月利数十%、年利数十％を積み重ねることなら充分に可能な範囲です。

アインシュタインさんが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだもの。それは「複利の力」です。

「複利の力」を味方につけましょう。

3年後、5年後、10年後の自分の未来は自分の手で作り上げるものです。

「複利の力」を味方にする方法は、成功した投資家が知っています。

そこにこそ「複利の力」を味方につける答えがあります。

【資金管理の話】元本が減ると回復するのが難しくなる

かなり前置きが長くなってしまいましたが、【STEP9】の資金管理の話は、ここからが本題です。

アインシュタインさんは「複利の力」を「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼びました。

もし、「人類最大の力」「宇宙で最も偉大な力」の使い方を間違えてしまったら…？

もし、「人類最大の力」がよい方ではなく、悪い方に働いてしまった…？

もし、「宇宙で最も偉大な力」が暴走してしまったら…？

そんな話をしていきます。

投資は元本が減ると回復するのが難しくなるという性質があります。

損失が増えれば増えるほど、それを回復するための利益率が上がっていきます。

この事実を知らないと、取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。

表で確認してみましょう。

例えば、100万円の資産を運用して5%の損失が出た場合、その損失を取り戻すのに必要な利益率は5.3%になります。

損失が10%の場合は、その損失を取り戻すのに必要な利益率は11.1%になります。

これが損失50%になったとすると、被害は甚大です。

その損失を取り戻すために必要な利益率は100%になってしまいます。

50%を取り戻すのに100%必要なんて割に合わないですよね！？

損失が膨らめば膨らむほど、その損失を取り戻すために必要な利益率は膨らんでいきます。

考えたくもありませんが、もし90%の損失であれば、その損失を取り戻すために必要な利益率は900%にも及びます。

これが「人類最大の力」「宇宙で最も偉大な力」が悪い方に働いてしまった場合の話です。

RSIのインジケーターを開発したJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアは、次のように言っています。

筆者はこの小さな表を仕事机の近くの壁に張り、資金管理の大切さを常に思い起こすようにしている。

「ワイルダーのテクニカル分析入門」著／J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア

また、20年以上の投資経験があるデーブ・ランドリーも、同じ表について次のように言っています。

これらの数字をコピーして、トレーディング用の机の近くに張っておくことを強く勧めたい。

「裁量トレーダーの心得」著／デーブ・ランドリー

J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアもデーブ・ランドリーも、同じ表を見ていました。

２人とも「元本が減ると回復するのは難しくなる」ということを常に意識できるようにしていたということです。

資金管理の話をすると、だいたい次のような話題がよく出てきます。

なぜ、最大リスクは資金の2%までなのでしょうか？

なぜ、手持ちの資金の15%以上はつぎ込まないのでしょうか？

なぜ、資金が減ったときはポジションサイズを小さくするのでしょうか？

そして、これらの話題に共通している考え方は、一体何でしょうか？

それは「元本が減ると回復するのが難しくなる」という考え方です。

文章をつなぎ合わせて考えてみましょう。

すると、スッキリと理解することができます。

この「元本が減ると回復するのが難しくなる」という考え方こそが、資金管理で一番重要な考え方です。

• 表をプリントアウトして、投資用の机やパソコンの近くに張っておく
• 表をデスクトップ画面に表示させる
• 表をスマホの画面に表示させる

単純ですが、効果のある方法です。

次は、いよいよ最後の章です。

ギャンブル脳を投資脳にアップデートさせていきましょう！！

【STEP10 投資脳を鍛える①】ギャンブル脳を投資脳にアップデートするの記事で詳しく解説しています。