投資クラゲとは?どんなトレードをしているの?
こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード(2日~20日間保有)
◆トレンドフォロー(21日~90日間保有)
下の画像のようなトレードをしています。
大衆心理とは、個人が集団の意見に流されてしまう状態のことです。
集団の意見があっていたとしても間違っていたとしても、大勢の意見が一致していると個人は集団に合わせてしまいやすくなります。
- 流行っているものは欲しくなる
- 流行に乗りたい
- 赤信号みんなでわたれば怖くない
このような感情は大衆心理の影響であると考えられます。
FX取引では、チャート上に大衆心理が現れます。
- 価値が上がっていれば買いたくなる(つまり買いが買いを呼び上昇トレンドが起きる)
- 価値が下がっていれば売りたくなる(つまり売りが売りを呼び下降トレンドが起きる)
- 大衆が迷っているとチャートに方向感が出ない(つまりレンジになる)
簡単に言えばそういうことです。
常に大衆心理にそってトレードをしようとすると値動きに振り回されてしまいます。
値動きは常に逆方向に行く性質があり、素直に伸びてくれないからです。
大衆心理を理解すれば、有利にトレードをすることができます。
例えば、次のような場面です。
- 大衆の損切をきっかけに大きく上昇する
- 大衆の損切をきっかけに大きく下落する
- 大衆が騙されてしまうダマシを利用する
- 大衆が意識しているレジサポ転換線を利用する
- 大衆が意識しているラウンドナンバーを利用する
大衆心理を理解すれば、結果として確度の高いトレードをすることができるようになります。
【大衆心理を読み解く】大学で心理学を専攻していた僕が、FXの大衆心理を徹底的に解説します。
FXにおいての大衆心理は次の5つの理論や心理的効果で説明されることが多いです。
- プロスペクト理論(人は得するときにリスクをさけて損するときにリスクを好む)
- 認知的不協和理論(人は矛盾した考えを持つときに自分の考えを正当化しようとする)
- ヒューリスティック的思考(経験をもとに答えを導き出す)とアルゴリズム的思考(ルールをもとに答えを導き出す)
- アンカリング効果(はじめに与えられた情報に影響されやすい)
- サンクコスト効果・コンコルド効果(時間や費用、労力をかけると途中でやめられない)
プロスペクト理論 人は得するときはリスクを避けて損するときはリスクを好む傾向がある
プロスペクト理論とは、人間の心にあらかじめ備わっている次のような心の働きのことです。
- 目の前にある利益はすぐに確定させたい(得するときはリスクを避ける)
- 損失はできるだけ確定させたくない(損するときはリスクを好む)
- 利益よりも損を重く感じる
- 人は何かを得るときの嬉しさよりも何かを失うときの悲しさの方が2.25倍強い
このような心の働きがあります。
相場においては、プロスペクト理論をもとにした人間の行動がトレードの邪魔になってしまいます。
例えば次の2択だったらどちらを選ぶでしょうか。
- A 必ず100万円もらえる
- B 50%の確率で200万円もらえる
この場合はAを選択する人が圧倒的に多いです。
得をするときはリスクを避ける傾向があるからです。
次の2択はどうでしょうか。
- A 損失が100万円出ている。50万円もらって損失が50万円になる。
- B 損失が100万円出ている。50%の確率でプラマイ0になる。50%の確率で損失が200万円になる。
この場合はBを選択する人が圧倒的に多いです。
「もしかするとプラマイ0にできるかも!」と、損をしているときはリスクを取ってしまうのです。
つまり、利益は伸ばさず損失は伸ばしてしまうという投資で行いたいはずの行動と逆の選択をしてしまうのです。
これがプロスペクト理論です。
プロスペクト理論から分かることは、「もともと人間は投資に向いていない」ということです。
普通の心理状態では、利益を早めに確定する、損失は確定せずに戻ってくるまで待つという選択をし続け、結果として負けてしまいます。
では実際の取引場面を考えてみましょう。
- 1万円の含み益が出ている状態。利益確定させるか、このまま伸ばすかどちらの選択をしていくか。
- 1万円の損が出ている状態。損切するか、このまま回復するのを待つか。
環境認識によって利益確定の位置、損切の位置が変わってくるので、一概にこれが正解とは言えませんが、プロスペクト理論の克服なくしてFXで勝ち続けることはかなり難しいです。
では、プロスペクト理論を克服するためにはどうすればいいのでしょうか。
やることは簡単です。
- 損切すばやく!!
- 利益確定はできるだけ伸びてから。
- 利益を伸ばせない人はOCO注文で。
これです。
投資をしている最中はプロスペクト理論が働いてしまうので、利益を伸ばすのが難しいという方は、OCO注文を入れておくのがおすすめです。
OCO注文とは「One Cancels the Other」の略で、2つの注文を同時に発注しておくことができる仕組みです。
利益確定と損切の両方をあらかじめ設定しておける注文方法です。
FXで勝ち続けるためにはプロスペクト理論の克服が何よりも重要です。
認知的不協和理論 人は矛盾した考えを持つときに自分の考えを正当化しようとする
イソップ物語の「すっぱいブドウ」が有名な話です。
ある日、キツネは、おいしそうなブドウを見つけます。
そのブドウは高いところに実っていて、手を伸ばしても、ジャンプしても届きません。
何度も挑戦しているうちに、キツネは諦めてしまいました。
そして、次のように言ったのです。
「あのブドウはすっぱくておいしくないに違いない。」
これがイソップ物語の「すっぱいブドウ」の話です。
本当はおいしいかもしれないブドウを「すっぱい」と決めつけてしまうのです。
認知的不協和理論の代表例と言っていいでしょう。
「認知的不協和理論」は、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された考え方です。
認知的不協和とは、「自分が認知していることに2つの矛盾する考えや行動がある場合にストレスを感じる」ことを表現した理論です。
矛盾した2つの考えがある場合、その不協和を解消するために比較的変えやすい方の認知を変えて協和している状態にしようとします。
例えば、次のような例があります。
タバコを吸いたい。でもタバコは体に悪い。という2つの矛盾する考え方があるのでストレスを感じる。
タバコを吸うのは仕事をはかどらせるためだ。タバコを吸うと気持ちが落ち着くから。このように認知を変えて協和している状態にしようとする。
お菓子をいっぱい食べたい。でも太りたくない。という2つの矛盾する考え方があるのでストレスを感じる。
明日からがんばれば大丈夫と認知を変えて協和している状態にしようとする。
身近な例でいうとこのような感じです。
FXにおいての認知的不協和とは何でしょうか。
FXでお金を儲けたい。でも含み損を抱えてしまっている。この2つの矛盾している状態があるのでストレスを感じる。
含み損はいつか含み益に変わるはずだと認知を変えて協和している状態にしようとする。
含み損が膨らんでいるのに損切できないのは、認知的不協和理論のせいかもしれません。
含み損が膨らんだら、すぐ損切です。
ヒューリスティック的思考とアルゴリズム的思考
FXは瞬時に意思決定をするゲーム
FXでは常に意思決定を求められます。
- エントリーするタイミング
- 買い目線か売り目線か(環境認識)
- 利益確定の場所
- 損切の場所
- どれくらいの損失を許容するのか(損失許容率やLot)
現在のチャートから、この5つを瞬時に判断していく必要があります。
ヒューリスティック的思考とアルゴリズム的思考
これらの意思決定をするときに何をもとに決めていくのか、次の2つ考え方が参考になります。
- ヒューリスティック的思考…先入観、直観、勘などの経験から答えを導き出すこと
- アルゴリズム的思考…決まったルール・手順を使って答えを導き出すこと
ヒューリスティックとは経験から答えを導きだそうとする考え方です。
例えば、身近なもので言うと次のようなことです。
- 人気がある商品を買う。
- テレビで紹介された店に行く。
- 事件や事故があった場所を避ける。
これらはすべてヒューリスティックによるものです。
アルゴリズムと言えば、一般的には「答えが定まっている計算可能な問題に対して、その答えを正しく求めるやり方」のことを言いますが、認知心理学の分野では、ヒューリスティックの対義語として活用されることがあります。
簡単に言えば、経験から答えを導き出す手順のことをヒューリスティック、ルール通りに答えを導き出すことをアルゴリズムと考えるとスッキリします。
FXは負ける人が9割の原因はヒューリスティックによるもの
相場では負ける人が9割です。
なぜこのようなことが起きてしまうのかというと、経験したことを次に生かすのが難しいからです。
例えば、上昇トレンドの押し目買いが成功したとしましょう。
- 100pips程度の第1波があった
- 50pips程度の第2波を確認できた(50%の戻し)
- 押し目買いをしたら100pips程度第3波が出た
このような場面があったとします。
すると、次に同じ場面(100pips程度の第1波が出た後に50pips程度の戻しをつけた場合)を見た時にエントリーを考えるようになります。
しかし、相場は思うように動いてくれません。
第2波の戻しは38.2%くらいかもしれないし、62.8%まで戻すかもしれないし、全戻しの可能性もあります。
また、戻しを浅くトレンドが出てしまうことがあります。
このように、相場はいつも姿を変えるので、経験を生かすのが非常に難しいです。
FXはヒューリスティック的思考とアルゴリズム的思考の両輪が必要不可欠
じゃあどうすればいいのかという話ですが、まだFXで勝てていない人は経験値を貯めるのがおすすめです。
RPGでは経験値を貯めるとレベルアップします。
FXもそれと一緒です。うまくなるためには経験値が必要。
しかも、膨大な量の経験値が必要になります。
できればドラクエでいうところのメタルスライムやはぐれメタルを倒したいところです。
FXで経験値を貯めるためにできることは次の2つです。
- 実際に自分のお金をかけてFXをやる(ヒューリスティック的思考の経験値を上げる)
- 過去チャートから優位性の高いポイントを見つけてルール化する(アルゴリズム的思考の経験値を上げる)
この2つが圧倒的におすすめです。
FXはヒューリスティック(経験的側面)とアルゴリズム(ルール的側面)両方が必要になります。
特に過去チャートから優位性の高いポイントを見つける作業が必須です。
FXは勝率60%を超えることができれば勝てるゲームです。
アンカリング効果 はじめに与えられた情報に影響されやすい
「10回ピザっていって!」と言われて「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」と言った後に、ひじを指さして「ここは?」と聞いたときに「ひざ!!!」と答えてしまう。
これはアンカリング効果の影響です。
アンカリング効果とは、先に与えられた情報(数字)によって、無意識のうちに判断を歪められてしまう「認知バイアス」のこと。
例えば98000円のiPhoneが半額の49000円になっていたとします。
初めの98000円と比べると49000円はかなり安く感じてしまうはずです。
このように最初に提示された金額に影響を受ける効果のことをアンカリング効果といいます。
FXではどうでしょうか。
例えばドル円の日足を表示させたとします。
チャートを表示したときに最高値が151円、最安値が101円だったとします。
すると、151円付近は高い、101円付近は安いと判断することができます。
このようにチャートで確認することができる最高値、最安値に値動きが反応するのはアンカリング効果で説明がつきます。
今日一日の最高値、最安値、前日の最高値、最安値が意識されるのも、アンカリング効果によるものだと考えることができますね。
人に意識される価格は逆に利用してやりましょう!!
サンクコスト効果/コンコルド効果
「コンコルド」と言えば、イタリアフランスで共同開発された飛行機の話が有名です。
コンコルドという言葉は、もともとイタリアフランスで共同開発された超音速旅客機「コンコルド」の開発が由来です。
コンコルドは開発段階で採算が取れないことが分かっていました。
しかし、4000億円の開発費用を投資していたので、プロジェクトを中止にすることができなかったのです。
そのまま開発を進めてしまった結果、数兆円もの赤字を出してしまいました。
このように、かけてしまったコストがもったいないと損を抱えてしまう、損を膨らませ続けてしまう心理効果のことをコンコルド効果といいます。
似たような言葉として「サンクコスト効果」という言葉があります。
- もったいないから捨てられない
- お金をはらったからやめられない
- せっかく時間をかけたからもったいない
このように時間や費用をかけたら、途中でやめられなくなってしまうことをサンクコスト効果と言います。
身近な例としては映画館の映画を最後まで見るかという問題があります。(普通は最後まで見ると思いますが。)
気になる映画があったので、チケットを1800円で買って見に行った。
しかし、開始5分で映画がまったく面白くないことに気づいてしまった。
このまま、あと2時間苦痛に耐えながらつまらない映画を見るのか。
それとも映画に見切りをつけて映画館を出るか。
この場合、「せっかくお金をはらったからもったいない。」と考えてしまうのはサンクコスト効果が働いていると考えられます。
他にも身近な例としては、ギャンブル、課金するゲーム、恋愛、事業などが当てはまります。
FXでも、サンクコスト効果が働く場面があります。
- これまでポジションをもっていた時間がもったいない
- せっかく分析してきたのに
- これまで投資をしてきた時間がもったいない
- 投資に費用対効果を求めてしまう
- 今までの労力と時間を返してほしい
このように、これまでかけてきた時間や労力がもったいないと考えてしまうのがサンクコスト効果です。
相場において、これまでポジションを保有していた時間は関係ありません。
上がるときは上がるし、下がるときは下がります。
また、どれだけ分析に時間をつかっても、方向が間違っていたら損切するしかありません。
自分が建てたトレードシナリオの根拠が崩れてしまった時点で即損切をしましょう。
まとめ 大衆心理を理解してトレード脳を鍛えよう!!
今回は5つの理論や心理的効果を詳しく解説しました。
- プロスペクト理論(人は得するときにリスクをさけて損するときにリスクを好む)
- 認知的不協和理論(人は矛盾した考えを持つときに自分の考えを正当化しようとする)
- ヒューリスティック的思考(経験をもとに答えを導き出す)とアルゴリズム的思考(ルールをもとに答えを導き出す)
- アンカリング効果(はじめに与えられた情報に影響されやすい)
- サンクコスト効果・コンコルド効果(時間や費用、労力をかけると途中でやめられない)
何度も重ねて言いますが、前提として人は投資に向いていません。
投資をするときにプロスペクト理論が働いてしまうからです。
そうならないためにはどうすればいいのか。
大衆心理を理解して、ヒューリスティック的思考とアルゴリズム的思考を鍛えていくしかないです。
具体的には次の2つ。
- 実際に自分のお金をかけてFXをやる(ヒューリスティック的思考の経験値を上げる)
- 過去チャートから優位性の高いポイントを見つけてルール化する(アルゴリズム的思考の経験値を上げる)
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