投資クラゲとは?どんなトレードをしているの?
こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード(2日~20日間保有)
◆トレンドフォロー(21日~90日間保有)
下の画像のようなトレードをしています。
マーセル・リンクは「高勝率トレード学のススメ」という著書で有名なトレーダーです。
「高勝率トレード学のススメ」は2003年に発売され、日本では2006年に翻訳されました。
マーセル・リンクの13年の投資経験が濃縮された1冊です。
マーセル・リンクのすごいところは次の点です。
- テクニカル分析のノウハウをまとめている
- トレーディングシステムを開発している
- トレードのトレーニングプログラムを開発している
- トレードのセミナーを行っている
- トレードに関する情報を発信している
このような経歴を持っているプロのトレーダー、マーセル・リンクはどんなチャートを見て、どんなトレードを行っていたのでしょうか?
マーセル・リンクはどんなチャートを見ていたのか?
マーセル・リンクはどんなチャートを見ていたのでしょうか?
「高勝率トレード学のススメ」にはチャートが57枚出てきます。
まずはチャートの種類を見てみましょう。
種類 | 内容 |
株式 | ・AMAT ・RMBS ・インテル ・マイクロソフト ・KLAC ・SPX ・EBAY ・BGEN ・シスコシステムズ ・QLGC |
株価指数 | ・S&P500 |
先物 | ・原油 ・綿花 ・砂糖 ・大豆 |
先物や株価指数も取引していますが、株式がメインです。
次はチャートの時間足です。
「高勝率トレード学のススメ」には次の時間足が出てきます。
- 月足
- 日足
- 1時間足
- 10分足
- 5分足
- 2分足
- 1分足
この中で一番多く登場するのはどのチャートでしょうか?
正解は次の通りです。
- 月足…1枚
- 日足…16枚
- 1時間足…14枚
- 10分足…4枚
- 5分足…17枚
- 2分足…1枚
- 1分足…4枚
マーセル・リンクが見ているのは主に3種類のチャートです。
- 日足
- 1時間足
- 5分足
注目したいのは、マーセル・リンクがどの時間足を重要視していたのかということです。
マーセル・リンクのトレンド把握
マーセル・リンクはトレンドをどのように把握していたのでしょうか?
「高勝率トレード学のススメ」では、「メジャートレンド」という表現を使って、トレンドを分析しています。
「メジャートレンド」について書かれている文章を抜き出してみましょう。
高確率トレードになるのは、大概はメジャートレンドの方向にトレードした場合のみである。
メジャートレンドがつかめれば、どの方向にトレードすればよいかが分かってくる。日足や週足チャート上のトレンドが上昇トレンドであれば、買いが高確率トレードになる。
トレンドを把握できたら、メジャートレンドの向きが変わるまでその方向に沿ったトレードのみ行うことが大切だ。
メジャートレンドをとらえるには、日足、週足、月足チャートを使う。
優れたトレーダーになるためには、何よりもまず、メジャートレンドの方向にトレードすることが大切だ。これだけでも勝率は大幅に上がるはずだ。勝者になるか敗者になるかは、トレンドに沿ったトレードができるかどうかにかかっている。
「高勝率トレード学のススメ」著/マーセル・リンク
この5つの文章から分かる通り、マーセル・リンクはメジャートレンドをかなり重要視していることが分かります。
「メジャートレンドをとらえるには、日足、週足、月足チャートを使う。」と表現していますが、この3つのチャートの中では、日足チャートが最も多いです。
- 日足…16枚
- 週足…0枚
- 月足…1枚
メジャートレンドを把握するためのチャートとして17枚のチャートのうち、16枚が日足チャートです。
つまり、この事実からマーセル・リンクは、メジャートレンドを把握するために「日足」をよく見ていたということが分かります。
マーセル・リンクが書いた文章の「メジャートレンド」という言葉を「日足のトレンド」と置き換えて読んでみましょう。
すると、次のようになります。
- 高確率トレードになるのは日足のトレンド方向にトレードした場合のみである。
- 日足のトレンド方向がつかめれば、どの方向にトレードすればよいかが分かってくる。
- 日足のトレンドを把握できたら、日足のトレンドの方向が変わるまでその方向に沿ったトレードのみを行うことが大切だ。
- 日足のトレンドをとらえるには、日足チャートを使う。
- 優れたトレーダーになるためには、何よりもまず、日足のトレンド方向にトレードすることが大切だ。これだけでも勝率は大幅に上がるはずだ。勝者になるか敗者になるかは、日足のトレンドに沿ったトレードができるかどうかにかかっている。
このように捉えると、すっきりと理解することができます。
マーセル・リンクはどんなトレードをしていたのか?
マーセル・リンクはどのようなトレードをしていたのでしょうか?
第3部テクニカル分析「トレイリングストップ」の項目で手仕舞いのタイミングについて言及しているチャートがあります。
P307にある「トレイリングストップ」のチャートを読むと、17日間と5日間、ポジションをホールドして利を伸ばしています。
この場合に限って言えば、ダウ理論の小トレンドをトレンドフォローしていたということが分かります。
もしかすると、小トレンドをトレンドフォローするよりも短い時間枠で考えていたかもしれないし、二次トレンドをトレンドフォローするような長い時間枠で考えていたかもしれません。
チャートから分かるのは、マーセル・リンクは小トレンドをトレンドフォローしたことがあるという事実です。
まとめ マーセル・リンクは「日足」を見てメジャートレンドを把握していた
ここまでの手掛かりをヒントにしてマーセル・リンクのトレードスタイルについてまとめてみましょう。
- 主に見ている時間足は「5分足」「1時間足」「日足」の3種類。
- メジャートレンドを把握するために「日足」をよく見ていた。
- 高確率トレードになるのは日足のトレンド方向にトレードした場合のみである。
- 「優れたトレーダーになるためには、何よりもまず、日足のトレンド方向にトレードすることが大切だ」と考えている。
- 勝者になるか敗者になるかは、日足のトレンドに沿ったトレードができるかどうかにかかっている。
- ダウ理論のトレンド分類で考えると、小トレンドをトレンドフォローしたことがある。
マーセル・リンクは「高勝率トレード学のススメ」という本を執筆しました。
そもそも「高勝率トレード」(高確率トレード)とは何でしょうか?
その答えを、本の始めの方で紹介してくれています。
「はじめに」の中で「高確率トレーディングとは何か」を解説しています。
「高確率トレーディングとは何か」の6行目に、ずばり答えが書いてあります。
高確率トレードになるのは、大概はメジャートレンドの方向にトレードした場合のみである。
「高勝率トレード学のススメ」著/マーセル・リンク
僕の間隔で言えば、「大概は」と「のみ」が両立する文章に少し違和感を覚えます。
もしかすると、翻訳の問題かもしれませんが。
念のため、辞書で調べてみましょう。
大概…物事の全部ではないが、その大部分。ほとんど。だいたい。たいてい。副詞的にも用いる。
のみ…ある一つの事柄・状態に限定していう意を表す。…だけ。…ばかり。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
やはり「ほとんどは」~「だけ」という表現はしっくりきません。
「大概は」という表現を抜いて考えてみましょう。
マーセル・リンクが書いた「高勝率トレード学のススメ」の主張を、ものすごく簡単に言えば、「高確率で勝てるのは日足のトレンド方向にトレードした場合のみである。」ということです。
この一言に尽きます。
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