投資クラゲとは?どんなトレードをしているの?
こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード(2日~20日間保有)
◆トレンドフォロー(21日~90日間保有)
下の画像のようなトレードをしています。
RSIを開発したJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア
J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア(以下ワイルダー)はRSIを開発したことで有名です。
様々な新しいオシレーターを開発して、テクニカル分析の分野で革命を起こしました。
アジア、オーストラリア、カナダ、アメリカ、ヨーロッパでトレーディングセミナーを開催し、世界中で活躍しています。
ワイルダーの著書「ワイルダーのテクニカル分析入門」では、次の6つのテクニカル分析方法について解説しています。
- パラボリックタイム/プライスシステム
- ボラティリティシステム
- ティクショナルムーブメント・システム
- トレンド・バランス・ポイント・システム(TBPシステム)
- リアクショントレンド・システム
- スイングインデックスシステム
これに加えてRSIを解説しています。
RSI(相対力指数)とは、価格チャートと組み合わせてグラフにすることでチャートに新たな視点を広げてくれるテクニックです。
ワイルダーは、RSIを「システム」として紹介しているのではなく、「テクニック」として紹介しています。
これは大きな違いです。
ワイルダーの著書「ワイルダーのテクニカル分析入門」では、RSIの計算方法やRSIを使ったチャート分析の仕方を紹介していますが、実際の売買判断についてのデータはありません。
あくまでもRSIは相場を分析するために使っているということです。
だから、「RSIだけを根拠にトレードする」というのは、ワイルダーの趣旨から外れてしまっているということになります。
では一体、ワイルダーはどんなチャートを見て、どんなトレードをしていたのでしょうか?
ワイルダーがRSIよりも興味があったもの
ワイルダーの著書「ワイルダーのテクニカル分析入門」は1978年6月1日に発行された本です。
日本では2002年5月31日に翻訳されて出版されています。
24年も後れを取って出版された本です。
ワイルダーは「RSIを開発したこと」で有名ですが、実は別の研究に魅了されていました。
それは「ディクショナルムーブメント」です。
「ディクショナルムーブメント」についてワイルダーはこんな風に言っています。
ディクショナルムーブメントは、筆者がこれまでで最も魅了された研究である。
この概念を定義することは、虹の終わりを追いかけるのに少し似ている。
そこに見えていて、存在していることは分かっているのに、近づけば近づくほどとらえどころがなくなるからである。
これまで研究してきたなかで、最も時間をかけてきたこともあり、この概念を1つの数式で完全に表すことに成功した日は、今でも筆者にとって最も満足のいく成果を上げた日のひとつになっている。
「ワイルダーのテクニカル分析入門」著/J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア
このように言っています。
要点をまとめてみましょう。
- ワイルダーが最も魅了されていた研究は「ディクショナルムーブメント」である。
- ワイルダーは「ディクショナルムーブメント」に最も時間をかけてきた。
- ワイルダーは「ディクショナルムーブメント」を1つの数式で完全に表すことに成功した。
このような事実を知ると、RSIよりも「ディクショナルムーブメント」の方が気になってきませんか?
ワイルダーはどんなチャートを見ていたのか?
ワイルダーはどんなチャートを見ていたのでしょうか?
「ワイルダーのテクニカル分析入門」の著書を読めば答えが載っています。
まずはチャートの種類を見てみましょう。
- シカゴ小麦
- ポークベリー
- コメックス金
- 生牛
- シカゴ小麦
- シカゴ大豆
- シカゴ銀(←RSIの説明はこれです。)
- 大豆ミール
- ココア
ワイルダーは先物をメインに見ていたということが分かります。
ではどんな時間足を見ていたのでしょうか?
「ワイルダーのテクニカル分析入門」には10枚のチャートが出てきます。
そしてなんと、10枚中10枚が「日足」です。
100%日足です。
つまり、ワイルダーは「日足」を見てトレードをしていたということが分かります。
ちなみに、RSIを説明するチャートは「シカゴ銀」の「日足」です。
RSIは日足の分析をするために開発されたものです。
ワイルダーはどんなトレードをしていたのか?
ワイルダーはどんなトレードをしていたのでしょうか?
それを知るためにはヒントが必要です。
ワイルダーは何に時間をかけてきたのか思い出してみましょう。
- ワイルダーが最も魅了されていた研究は「ディクショナルムーブメント」である。
- ワイルダーは「ディクショナルムーブメント」に最も時間をかけてきた。
ということはつまり、ワイルダーが「ディクショナルムーブメント」を使ってトレードしている記録が残っていればどんなトレードスタイルだったのかが分かるはずです。
ということで、「ワイルダーのテクニカル分析入門」の中から探してみます。
- P74 P75 シカゴ小麦
- P76 P77 シカゴ大豆
ありました!!ディクショナルムーブメントを使って「シカゴ小麦」と「シカゴ大豆」を取引している様子が分かります。
シカゴ小麦では6回のトレードを行っています。(1977年~1978年)
エントリー日 | 決済日 | 日数 | 方向 | |
1 | 6月28日 | 7月5日 | 7 | 買い |
2 | 7月5日 | 9月7日 | 64 | 売り |
3 | 9月7日 | 12月5日 | 89 | 買い |
4 | 12月5日 | 12月27日 | 22 | 売り |
5 | 12月27日 | 1月17日 | 20 | 買い |
6 | 1月17日 | 2月27日 | 41 | 売り |
このトレードがどんなトレンドなのか、ダウ理論の定義から考えてみましょう。
- 主要トレンド…1年以上
- 二次トレンド…21日以上90日以下
- 小トレンド…20日以下
小トレンド1回、二次トレンドを5回トレンドフォローしていたということになります。
シカゴ大豆のチャートはどうでしょうか?
シカゴ大豆では3回のトレードを行っています。(1976年~1977年)
エントリー | 決済日 | 日数 | 方向 | |
7 | 11月11日 | 12月5日 | 24 | 売り |
8 | 12月5日 | 5月8日 | 153 | 買い |
9 | 5月8日 | 7月20日 | 73 | 売り |
ダウ理論で考えると、二次トレンド2回、二次トレンドと主要トレンドの間1回になります。
シカゴ小麦とシカゴ大豆を合わせて考えてみましょう。
すると、次のようになります。
- 小トレンド…1回
- 二次トレンド…7回
- 二次トレンドと主要トレンドの間…1回
日数の平均値を計算してみます。
- シカゴ小麦…40.5日
- シカゴ大豆…83.3日
- シカゴ小麦とシカゴ大豆を合わせた平均値…54.7日
- 153日の外れ値を除いた平均値…42.5日
ワイルダーはどんなトレードをしていたのか、手掛かりをつなぎ合わせて考えてみましょう。
- ワイルダーが一番よく見ていたのは「日足」。
- 取引していたのは先物がメイン。
- ワイルダーはディクショナルムーブメントに最も時間をかけてきた。
- ディクショナルムーブメントのチャートでは、ダウ理論の小トレンド1回、二次トレンド7回、二次トレンドと主要トレンドの間1回をトレードしている。
- シカゴ小麦とシカゴ大豆のトレード日数平均値は40.5日(外れ値を除く)
- ワイルダーは主にダウ理論の二次トレンドをトレンドフォローしていた。
- 二次トレンドよりも小さい「小トレンド」で手仕舞うこともあるし、二次トレンドよりも長く持つ場合もある。
確実に言えるのは、ワイルダーは「日足」をよく見ていたということです。
「ワイルダーのテクニカル分析入門」では10枚中10枚が日足です。
ワイルダーは「日足」を見てダウ理論の二次トレンドをトレンドフォローしていたのです。
まとめ ワイルダーはダウ理論の二次トレンドをトレンドフォローするスタイル
今回はJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアについて考察しました。
- どんなチャートを見ていたのか?
- どんなトレードをしていたのか?
その答えは「ワイルダーのテクニカル分析入門」の中に書いてあります。
成功した投資家には共通点があります。
ワイルダーはRSIを開発しましたが、RSI以外にも有名なインジケーターはたくさんあります。
- 一目均衡表…一目山人さん
- ストキャスティクス…ジョージ・レインさん
- グランビルの法則…J・E・グランビルさん
- ウイリアムズ%R…ラリー・ウイリアムズ
- MACD…ジェラルド・アペル
- RSI…J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア
- ボリンジャーバンド…ジョン・A・ボリンジャー
これらを開発した人たちは「どんなチャートを見ていたのでしょうか?」「どんなトレードをしていたのでしょうか?」
点と点をつなぎ合わせることによって、今まで見えなかった世界が見えてくるようになります。
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