投資クラゲとは?どんなトレードをしているの?
こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード(2日~20日間保有)
◆トレンドフォロー(21日~90日間保有)
下の画像のようなトレードをしています。
投資の世界で勝ち続けるために次のような努力をすることが大切であると言われます。
- トレードの8割以上は心理的なものです。
- 相場の世界で勝ち続けるために心を鍛えましょう。
- 投資で大切なことは「自分」をよく知ることです。
- 他人に流されないようにしましょう。自分で考えて行動しましょう。
- 正しさを決めるのは自分自身です。みんなと同じかどうかは関係ありません。
- 「自分」で考えない限り投資では成功できません。
- 勝つべきなのは相場ではなく自分自身です。
これらは本当に大切なことなのでしょうか?
僕は、そうは思いません。
正確に言えば、表面的な理解をしても意味がないということです。
キーワードだけ取り出してみましょう。
- 心理的なもの
- 心を鍛える
- 自分で考えて行動する
- 自分をよく知る
- 自分自身に勝つ
これらは確かに大事なことです。しかし、どうもつかみどころがありません。
あまりにもふわっとしていて、一体何をしていいのか分かりません。
トレードの8割以上は心理的なものである。
これは一体どういうことなのか?
「心理的なもの」という表現を理解するためにはどうすればいいのか?
「トレードの8割以上は心理的なものである。」の本質を理解するために、いくつかの視点を紹介します。
心理学の視点、脳科学の視点です。
なぜ投資の初心者は上手くトレードできないのでしょうか?
結論からいうと、そもそも人はギャンブル(ランダムな報酬)が好きだからです。
そして、多くの人はギャンブル依存症(病気)に陥ってしまいます。
突拍子もない意見だと思うかもしれません。
しかし、事実を積み重ねていくとこのような結論に到達します。
例えば、身近な例で考えてみると分かりやすいです。
- ガチャを回したい
- 宝くじを当てたい
- ゲームで敵を倒して、お金と経験値をゲットしたい
これらは人にとってものすごく魅力的なことです。
何回でも繰り返してやりたいことです。
「脳が喜ぶこと」だということです。
多くの人は、「ランダムな報酬」が大好きです。
「確実に手に入る報酬」よりも、「ランダムな報酬」の方が脳を刺激します。
脳の報酬系が自然と活性化されてしまうのです。
事実として、脳の仕組みがそうなっているということです。
なぜ投資の初心者は上手くトレードできないのでしょうか?
この問題の答えを導き出すには、心理学の視点、脳科学の視点から考察していく必要があります。
今回は、このような内容について話していきます。
有名な心理学実験「スキナーの箱」
有名な心理学の実験に「スキナーの箱」と呼ばれるものがあります。
- Aの箱:スイッチを押すと必ずエサが出る
- Bの箱:スイッチを押すとときどきエサが出る
このAの箱とBの箱を複数用意します。
そして、その中にハトを入れて一定期間学習させます。
するとハトはAの箱とBの箱の特徴を学びます。
- 「Aの箱のスイッチを押すと必ずエサがもらえる」
- 「Bの箱のスイッチを押すとときどきエサがもらえる」
このように学習するのです。
この実験の面白いところは、ここからです。
次にAの箱、Bの箱ともに、まったくエサが出ないようにしてしまいます。
すると、どうなるでしょうか?
Aの箱は2~3回スイッチを押してエサが出てこないことを確認すると、ハトはAの箱のスイッチを押さなくなります。
一方、Bの箱はどうなるのでしょうか?
Bの箱で、ときどきエサが出ることを学習したハトは、エサが出てこないと分かった後も、一日中スイッチを押し続けたのです。
Bの箱は、エサが出たり出なかったりするいわば「ランダムな報酬」がハトに何度もスイッチを押させる動機になったのです。
スキナーの箱の心理学実験から次のようなことが分かります。
そもそも動物はギャンブル(ランダムな報酬)が好きである。
ハトは、ランダムな報酬が好きです。
この「ランダムな報酬が好きである」という脳の特徴はサルにも人間にも当てはまります。
サルに疑似的なギャンブルの体験をさせる実験
ケンブリッジ大学のウォルフラム・シュルツさんは、サルに疑似的なギャンブルを体験させる実験を行いました。
- サルの脳に電極をつけて、ドーパミン分泌神経の活動を記録する。
- サルの目の前にパソコンの画面を表示させる。
- 次のようなパターンでサルにシロップ(報酬)を与える。
- ①パソコンの画面に何も表示させずにシロップを与える。
- ②パソコンの画面に赤の画面と緑の画面をランダムに表示させ、緑の画面が表示されたときだけ2秒後にシロップを与える。
- ③パソコンの画面に赤の画面と緑の画面をランダムに表示させ、赤の画面が表示されたときだけ2秒後にシロップを与える。
①では、シロップがもらえるときに脳の報酬系が活発化します。
ご褒美が出たらうれしいですよね。これは当たり前の反応です。
②では、緑の画面が表示されたあとにシロップがもらえることが繰り返されると、シロップそのものではなく、緑の画面にも脳の報酬系が反応するようになります。
緑の画面が表示されることで「シロップがもらえるかもしれない」と期待するのです。
③の場合も同じで、赤の画面が表示させることで「シロップがもらえるかもしれない」と期待します。
つまり、サルはシロップだけではなく、シロップがもらえるかもしれない状況にも反応しているということが分かります。
そしてこの実験には続きがあります。
- ④パソコンの画面に青の画面を表示させ、20秒後に50%の確率でシロップがもらえる
④の実験を繰り返していくと、サルが学習をします。
パソコンの画面に青の画面が表示されると、20秒の間、脳の報酬系が活発化するのです。
「20秒後にシロップがもらえるかもしれない。」と、サルの脳の反応は徐々に大きくなっていくということが分かりました。
この「サルに疑似的なギャンブルの体験をさせる実験」から次のようなことが分かります。
動物の脳は「確実な報酬」よりも「ランダムな報酬」に強く反応する。
このサルの脳の反応は、まさにガチャを回すときの人間の心理そのものです。
人間はギャンブル(ランダムな報酬)が好きであるという事実を受け止める
スキナーの箱、サルに疑似的なギャンブルの体験をさせる実験、この2つの実験から分かることをまとめてみましょう。
- そもそも動物はギャンブル(ランダムな報酬)が好きである。
- 動物の脳は「確実な報酬」よりも「ランダムな報酬」に強く反応する。
この2つの事実は人間にも驚くほど当てはまります。
- ガチャを回したい
- 宝くじを当てたい
- ゲームで敵を倒して、お金と経験値をゲットしたい
これらはすべて「ランダムな報酬」です。
ガチャを回してから20秒後に中身が分かるまで「当たりのキャラクターが出てくるかもしれない」と脳の報酬系が活性化します。
また、宝くじが当たるかどうか20秒後に分かるという状況になれば、脳の報酬系が活性化されるでしょう。
例えばドラゴンクエストをプレイしていて、はぐれメタルが出現したときに「倒せたら大量の経験値がゲットできるかもしれない」と思えば、ドーパミンが大量に分泌されるでしょう。
これらはすべて「ランダムな報酬が手に入るかもしれない」という、まさにギャンブルをしているときの脳の働きと同じです。
「そもそも動物はギャンブル(ランダムな報酬)が好きである。」という脳の仕組みを上手く使って、アプリを運営している人、宝くじを運営している人、ゲームを作ったり運営したりしている人が仕掛けた「罠」です。
そのことに気づけば、「トレードの8割以上は心理的なものである。」という曖昧な言葉ではなく、具体的に何をしてはいけないのかが分かります。
投資の世界では「ランダムな報酬」を獲得できるチャンスがすべての瞬間にある
投資の世界では「ランダムな報酬」を獲得できるチャンスが毎日ほぼすべての瞬間にあります。
市場がオープンしている時間であれば、いつでも取引をすることが可能だからです。
インターネットの環境さえあれば、いつでもどこでもトレードができてしまいます。
パソコンがなくても、スマホがあればトレードができてしまいます。
人間は「ランダムな報酬」が大好きです。
投資の世界で「ランダムな報酬」とは何でしょうか?
- 上がるか下がるか分からないけど、利益になりそうなとき
- 上がるか下がるか分からないけど、反発しそうなとき
- 上がるか下がるか分からないけど、ブレイクしそうなとき
- 上がるかもしれないと思う瞬間
- 下がるかもしれないと思う瞬間
このようなスキャルピングやデイトレードは「ランダムな報酬」として、人間の脳を刺激してくれることは間違いないです。
そして、スキナーの箱の実験から分かる通り、利益が出ても出なくても一日中スイッチを押し続けてしまうのです。
これが「ポジポジ病」の正体です。
「ポジポジ病」とはポジションをとっていないと気が済まない状態のことです。
スキャルピングやデイトレードをしていないと気が済まないと思う方は、次の2つの事実を思い出してください。
- そもそも動物はギャンブル(ランダムな報酬)が好きである。
- 動物の脳は「確実な報酬」よりも「ランダムな報酬」に強く反応する。
この2つをまとめて「ギャンブル脳」と定義してもいいかもしれません。
このギャンブル脳で投資をしている限り、勝ち続けることは不可能です。
ギャンブル脳から投資脳に切り替える必要があります。
自分は病気なのかもしれないという認識を持つ
また、脳科学の視点から考えてみましょう。
患者数の最も多い病気は「依存症」です。
日本の脳科学研究の第一人者である中野信子さんによると、国際的な依存症の診断基準は次の6つです。
(1)対象への強烈な欲求・強迫感がある
(2)禁断症状がある
(3)依存対象に接する量や時間などのコントロールができない
(4)依存対象に接する頻度や量が増えていく
(5)依存のために仕事や通常の娯楽などを無視または制限する
(6)心や体に悪いことを知っていても続けている
この6症状のうち、過去1年以内に3つ以上を繰り返し経験したが、1ヵ月以上にわたって3つ以上の症状が同時に続いた場合、依存症と診断されます。
「脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体」著/中野信子
この依存症の6つの基準をトレードで当てはめて考えてみましょう。
すると、次のようになります。
(1)お金を増やしたい/お金を増やさなければいけないという欲求や強迫感がある
(2)チャートを見ていないと落ち着かない
(3)トレードの回数や時間をコントロールできない
(4)トレードの頻度や量が増えていく
(5)トレードのために仕事や他の娯楽などを無視または制限する
(6)パソコンの画面を見続けることが心や体に悪いことを知っていても続けている
これ、当てはまる人多いんじゃないでしょうか?
スキャルピングやデイトレードで勝ててない方は当てはまる項目があるはずです。
中野信子さんによると依存症は大きく分けて3種類あります。
・物質への依存(ニコチン・アルコール・薬物食べ物など)
・プロセスへの依存(ギャンブル・インターネット・セックス・買い物・仕事など)
・人間関係への依存(恋愛・カルト宗教・DV・虐待など)
「脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体」著/中野信子
この3種類の中でトレードはどれに当てはまるのでしょうか?
トレードはプロセスへの依存に当たると考えられます。
そして、依存症の共通点として中野信子さんの言っている内容を要約すると次のようになります。
- 依存対象に接しているとき、人の脳にはドーパミンが分泌されている。
- それが好きなものだとA10神経からドーパミンが放出され、脳は快感を覚える。
- さらにその快感は情報として海馬に記憶される。
- 最初の体験が快感ともに記憶されると、「再びあの体験をしたい」と考えるようになる。
- 重要なことは、依存症は決して心の弱さが原因ではない。
- 依存症は脳内の物質の異常から来る病気である。
以上のことから、次の結論に達します。
トレードで勝てない原因は病気である
衝撃的な事実ですよね。
実は、トレードで勝てない原因は、勝つか負けるか分からないトレードを繰り返してしまうギャンブル依存症にあったのです。
「ギャンブル脳」と「投資脳」を比較して考える
- そもそも動物はギャンブル(ランダムな報酬)が好きである。
- 動物の脳は「確実な報酬」よりも「ランダムな報酬」に強く反応する。
この2つをギャンブル脳と定義しました。
この定義からギャンブル脳でトレードする人と、投資脳でトレードする人の特徴を考えてみましょう。
すると、次のようになります。
ギャンブル脳でトレードする人の特徴 | 投資脳でトレードする人の特徴 |
・そもそも動物はギャンブル(ランダムな報酬)が好きである。 ・動物の脳は「確実な報酬」よりも「ランダムな報酬」に強く反応する。 ・このようなギャンブル脳でトレードをしている。 ・勝つか負けるか分からないスキャルピングやデイトレードをしている。 ・トレードで勝てない原因は病気である。 | ・ランダムな報酬に惑わされない。スキャルピングやデイトレードは封印する。 ・脳は「ランダムな報酬」に反応するが、その反応でトレードをしない。 ・チャートから勝つ確率が高い場所を探す。ギャンブル脳ではなく投資脳でトレードする。 ・トータルで勝つ確率が高いトレンドフォローで勝負する。 ・まずは自分が依存症(病気)であることを認める。 ・その上で依存症(病気)を再発しないようにしながらチャートを見て機会を待つ。 |
このように、ギャンブル脳と投資脳を対比して考えることで、やらない方がいいこととやった方がいいことが明確になります。
人の脳はデフォルトで「ギャンブル脳」に設定されています。
最初の状態が「ギャンブル脳」です。
この事実はハトの実験、サルの実験からも明らかです。
ガチャを回すのが好き。宝くじを買うのが好き。はぐれメタルを倒すのが好き。
スキャルピングやデイトレードで脳が活性化するのが好き。
だから、「ギャンブル脳」に逆らって「投資脳」にアップデートする必要があるということです。
まとめ ギャンブル脳を投資脳にアップデートする
トレードの8割以上は心理的なものである。
この「心理的なもの」という表現を、心理学や脳科学の視点で考察しました。
ハト実験やサルの実験で次の2つが分かりました。
- そもそも動物はギャンブル(ランダムな報酬)が好きである。
- 動物の脳は「確実な報酬」よりも「ランダムな報酬」に強く反応する。
この2つをまとめて「ギャンブル脳」と定義します。
投資脳でトレードするために意識することは次の通りです。
- ランダムな報酬に惑わされない。スキャルピングやデイトレードは封印する。
- 脳は「ランダムな報酬」に反応するが、その反応でトレードをしない。
- チャートから「勝つ確率が高い場所」を探す。ギャンブル脳ではなく投資脳でトレードする。
- トータルで勝つ確率が高いトレンドフォローで勝負する。
- まずは自分が依存症(病気)であることを認める。その上で依存症(病気)を再発しないようにしながらチャートを見て機会を待つ。
このように「ギャンブル脳」ではなく「投資脳」でトレードを考えていくことこそが「トレードの8割以上は心理的なものである。」の本質だと考えられます。
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