【投資脳構築完全ロードマップ】過去検証で小トレンドと二次トレンドを見つけるために日足を分析する

投資クラゲとは?どんなトレードをしているの?

こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード(2日~20日間保有)
◆トレンドフォロー(21日~90日間保有)
下の画像のようなトレードをしています。

過去検証をする前に考えておくべきことがあります。

それは「問題」と「正解」についての考え方です。

世の中の「問題」を2つに分けて考えてみましょう。

「正解が1つしかない問題」「正解が1つとは限らない問題」





このように「問題」をざっくりと2つに分類します。

世の中には「正解が1つしかない問題」と「正解が1つとは限らない問題」があります。

もしあなたなら、この表に何を書き入れますか?

僕なら次のように書きます。

「正解が1つしかない問題」「正解が1つとは限らない問題」
1+1=2などの学校の勉強
受験勉強
資格試験の勉強
人との関わり方
就職活動
天職の見つけ方
好きなこと・やりたいことの見つけ方
夢の叶え方

このように世の中の「問題」は大きく2つに分けて考えることができます。

RADWIMPSの「正解」という曲を知っていますか?

もし聞いたことがない方は、聞いてみてください。

めちゃくちゃいい曲です。

「正解」という曲は、まさにこの「正解が1つしかない問題」と「正解が1つとは限らない問題」を表現した曲です。

歌詞の中から「正解」について語られている部分を抜き出してみましょう。

すると、次のようになります。

「正解が1つしかない問題」「正解が1つとは限らない問題」
答えがある問いばかりを
教わってきたよ
僕たちが知りたかったのは…
(1番のサビ)
一番大切な君と 仲直りの仕方
大好きなあの子の 心の振り向かせ方
なに一つ見えない 僕らの未来
(2番のサビ)
喜びが溢れて止まらない 夜の眠り方
悔しさで滲んだ 心の傷の治し方
傷ついた友の 励まし方
だけど明日からは 僕だけの正解を
いざ探しにゆくんだ

めちゃくちゃいい歌詞なんですよ。

じゃあ、投資に関係ある話をこの中に入れるとしたらどうなるでしょうか?

「正解が1つしかない問題」「正解が1つとは限らない問題」
投資
お金の増やし方
過去検証

投資に関することは、ほとんどが「正解が1つとは限らない問題」に分類されます。

つまり、過去検証をするということは、問題の性質として「正解が1つとは限らない問題」を考えていくことだということを前提にして考えを組み立てていくとスッキリと理解することができます。

過去検証の前提を考える

「正解が1つとは限らない」ということをもう少し幅を持たせて考えてみましょう。

すると、次のようにも考えられます。

  • 100%正解する答えはない
  • 絶対に成功する方法はない
  • どんなにすごい投資家でも天底を当てることは不可能
  • どんなにすごい投資家でも未来を100%の確率で的中させることは不可能
  • トレンドがいつまで続くのか、トレンドがいつ転換するのかを知っている人は一人もいない

これを知ってはじめて過去検証の前提を考えることができます。

過去検証の前提は次の3つです。

  • 過去検証はだいたいでいい。
  • 過去検証は大雑把でいい。
  • 過去検証で大まかな流れがつかめればそれでいい。

こんな前提があれば、気が楽になりませんか?

僕の考えは批判して下さって構いません。

修正していただいて構いません。

ただ、そもそも相場のすべての動きが分かる人は一人もいません。

だから、「だいたい」「大雑把」「大まか」でいいから日足のトレンドの方向がつかめればそれでいいと考えます。

過去検証の目的

過去検証の目的は何でしょうか?

それが明確になっていないと、意味のない過去検証を繰り返して時間ばかりを消費してしまいます。

そうならないように何をするのか明確にしておく必要があります。

もし僕なら次のように考えます。

投資の目的:お金を増やすこと

成功した投資家が最も注目してるのは「日足」である。

成功した投資家の最も多いトレードスタイルは「小トレンドのトレンドフォロー」と「二次トレンドのトレンドフォロー」。

つまり、次の戦略が最も効果的だと考えられる。

  • 戦略①:日足を見て、小トレンドをトレンドフォローする
  • 戦略②:日足を見て、二次トレンドをトレンドフォローする

この2つの戦略を達成するためには過去検証が必要である。

  • 過去検証で注目する足:日足
  • 過去検証で見つけるもの:小トレンドと二次トレンド

やることを明確に絞ることで、過去検証が格段に楽になります。

1年間分の検証が1時間以内に終わるなら、かなり楽だと思いませんか?

慣れてくれば1年間分を検証するのに10分程度で終わります。

「ほんとか?」と思われてしまいそうですが「ほんと」です。

週1回、10分間過去検証をするだけで、1年後には50年分の過去検証が終わっています。

例えば、ドル円の歴史は約50年間です。

ドル円の約50年間の歴史を知った上でトレードをすれば、かなり有利にトレードできると思いませんか?

それが過去検証の力です。

1分足を10日分過去検証するのと、日足を50年分過去検証するのは同じくらい大変

過去検証は基本的にろうそく足を分析します。

当たり前な話ですが、ろうそく足の本数が多ければ多いほど、過去検証が大変です。

少なければ少ないほど、過去検証が楽になります。

時間足1日10日1年10年50年
月足12120600
週足2484802400
日足110258258012900
4時間足66015481548077400
1時間足24240619261920309600
30分足4848012384123840619200
15分足96960247682476801238400
5分足2882880743047430403715200
1分足144014400371520371520018576000
ティックチャート

もし「1分足」を分析するとなると、1日に1440本ものろうそく足を分析しなければいけないことになってしまいます。

「1分足」を10日間分析すると14400本、1年間分析すると37万1520本です。

37万本も分析するのは想像以上に大変です。

単純に考えれば、1分足より日足の方が1440倍楽に分析できます。

1日に1本、1年間で258本です。(2022年の1年間では258本でした。)

日足を10年間分析すると2580本、50年間分析すると12900本です。

  • 1分足10日間…14400本
  • 日足50年間…12900本

1分足を10日間分析するのと、日足を50年間分析するのを比べてみると、同じくらいの労力で過去検証ができることが分かります。

1分足を分析するのと日足を分析するのを比べた場合、どちらの方が価値があるでしょうか?

成功した投資家たちが最も注目していたのは「日足」です。

「1分足」や「5分足」ではありません。

1分足を10日間眺めている余裕があるなら、日足を50年間分析した方が価値があります。

投資で成功するかしないかは、まさに「日足」を分析できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

過去検証の具体的な手順【6つのステップ】

過去検証の具体的なやり方を紹介します。

細かいステップに分けるとすれば次の6つです。

  1. 過去検証をしたい日足チャートを1年間分表示させる
  2. 上昇トレンドと下降トレンドの境目(基準日)に線を引く
  3. トレンドの日数を数える(基準日から次の基準日の前日までの日数)
  4. 成功した投資家と同じようにトレンドを分類する
  5. トレンドの日数、トレンドの形をノートにメモする
  6. エクセルにデータを入力してトレンドのデータを貯めていく

この6つのステップに沿って過去検証をしていきます。

例として2022年のドル円相場を過去検証してみましょう。

過去検証をしたい日足チャートを1年間分表示させる

まずは、過去検証したい日足チャートを1年間分表示させましょう。

日足のろうそく足と移動平均線(20MA)を表示させます。

なぜ移動平均線を表示させるのかというと、理由は2つあります。

1つ目は、移動平均線を見れば上昇トレンドと下降トレンドが判断しやすくなるからです。

移動平均線より上にあれば上昇トレンド、移動平均線より下にあれば下降トレンドと判断できます。

移動平均線を使えば、プロの投資家から初心者の投資家まで世界中の人がどちらの方向にポジションを持ちたいと考えているのかが分かります。

2つ目は、成功した投資家たちが使っていたからです。

これまで成功してきた投資家たちの著書を読むと分かります。

例えば、次に挙げる成功した投資家たちです。

  • ウイリアムズ%Rのインジケーターを作ったラリー・ウイリアムズは日足に18MAを表示させている。
  • ボリンジャーバンドを作ったジョン・A・ボリンジャーは、ボリンジャーバンドのミドルラインに日足の20MAを採用している。
  • 「ザ・トレーディング」で有名なアレキサンダー・エルダーは日足の13MAと26MAを表示させている。
  • 一目均衡表を研究した佐々木英信さんの一目均衡表と日足の26MAを重ねると驚くほど一致していることが分かる。
  • 「先物市場のテクニカル分析」を執筆したジョンJ・マーフィーは「4週または20日のトレーディング・サイクルは、すべてのマーケットにおいて支配的なサイクルである」と述べている。

移動平均線に正解の数字はありません。

ただ、使っている人が多い、見ている人が多いという事実はあります。

  • 世界中の成功した投資家たちが最も見ていたのは「日足」
  • 世界中の成功した投資家たちが最も使っていたインジケーターは「移動平均線」
  • その中でも特に20MAあたりの数字を使う人が多い

これらのことを総合的に考えて、チャートを表示させます。

上昇トレンドと下降トレンドの境目(基準日)に線を引く

上昇トレンドと下降トレンドの境目に線を引きます。

境目に線を引くのはだいたいでOKです。

おざっぱでOKです。

誰から見ても「上昇トレンドだ」「下降トレンドだ」と判断できることが重要です。

僕の基準日の見つけ方は3通りあります。

  1. 日足20MAをブレイクして、トレンド転換したとき
  2. 最高値や最安値を作っている起点となるろうそく足をブレイクして、トレンド転換したとき
  3. 最高値や最安値の長いろうそく足をブレイクして、トレンド転換したとき

相場のほとんどのトレンド転換はこの3通りで説明できます。

ドル円の相場を使って具体的な上昇トレンドと下降トレンドの境目(基準日)を見つけていきましょう。

まずは、1のパターンです。

1つ目のパターンは「日足20MAをブレイクして、トレンド転換したとき」です。

2022年の6月1日のろうそく足に注目してください。

ろうそく足は、日足20MAをブレイクしてからトレンド転換していることが分かります。

おそらく、世界中の多くの人が6月1日を境にして下降トレンドから上昇トレンドになったと考えたのでしょう。

このポイントこそが「目線が変わった」と言えそうです。

2つ目のパターンは「最高値や最安値を作っている起点となるろうそく足をブレイクして、トレンド転換したとき」です。

2022年5月12日のろうそく足に注目してください。

ろうそく足は、最高値を作った起点となるろうそく足をブレイクしています。

また、同時にパターン1の日足20MAもブレイクしていることが分かります。

おそらく、世界中の多くの人が5月12日を境にして上昇トレンドから下降トレンドになったと考えたのでしょう。

このポイントも「目線が変わった」と言えそうです。

3つ目のパターンは「最高値や最安値の長いろうそく足をブレイクして、トレンド転換したとき」です。

2022年7月22日のろうそく足に注目してください。

ろうそく足は、最高値を作った長いろうそく足をブレイクしています。

同時にパターン1の日足20MAもブレイクしています。

おそらく、世界中の多くの人が7月22日を境にして上昇トレンドから下降トレンドになったと考えたのでしょう。

このポイントも「目線が変わった」と言えそうです。

基準日の見つけ方は3通りです。

  1. 日足20MAをブレイクした後、トレンド転換したとき
  2. 最高値や最安値を作っている起点となるろうそく足をブレイクしてトレンド転換したとき
  3. 最高値や最安値の長いろうそく足をブレイクしてトレンド転換したとき

この「基準日の見つけ方」を使えば、相場のほとんどのトレンドの境目を見つけることができます。

2022年の1年間を通して上昇トレンドと下降トレンドの境目に線を引いてみましょう。

すると、次のようになります。

これで下準備は完了です。

トレンドの日数を数える(基準日から次の基準日の前日までの日数)

基準日が分かったら日数を数えていきます。

基準日から次の基準日の前日までの日数を数えます。

トレーディングビューのソフトを使えば、簡単に日数を数えることができます。

おすすめの方法は次の2つです。

1つ目の方法は、shiftを使って簡単に数える方法です。

  • 基準日にカーソルを合わせて、shiftを押しながらクリック
  • 次の基準日の前日にカーソルを合わせて、クリック

これで日数を簡単に把握できます。

2つ目の方法は、プロジェクション機能の「日付範囲」を使う方法です。

  • トレーディングビュー画面左側のプロジェクションボタンを押す。
  • 次に、プロジェクションの中から「日付範囲」か「日付と価格範囲」を選択する。
  • 基準日をクリック。
  • 次の基準日の前日をクリック。

これで日数を簡単に把握できます。

では実際に2022年の1年間のトレンドの日数を数えてみます。

すると、次のようになります。

2022年の1年間は9つのトレンドに分けることができました。

最初の3つはレンジと捉えてトレンドに入れないという考え方もあるかと思います。

僕は最初の3つもトレンドとして数え、9つのトレンドに分けました。

成功した投資家と同じようにトレンドを分類する

この9つのトレンドをダウ理論のトレンド分類で分けてみましょう。

カテゴリー具体的な期間          
・主要トレンド(長期トレンド)1年以上
数ヵ月~数年
・二次トレンド(中期トレンド)3週間~3ヵ月
数週間~数ヵ月
・小トレンド(短期トレンド)
・スイングトレード
3週間未満
数日~数週間

・その他のトレンド(超短期トレンド)
・デイトレード
・スキャルピング
数分~数時間
(時には数秒)

具体的な分類の仕方については次の記事を参考にしてください。

2022年のトレンドは9つありました。

そのうち小トレンドは4回、二次トレンドは5回です。

104日の下降トレンドは90日を超していますが、まあ細かいことは気にしません。

僕は少しはみ出したくらいなら二次トレンドに入れてしまいます。

どうしても「小トレンド」「二次トレンド」「主要トレンド」に分けたいという方は、それでもいいかと思います。

重要になってくるのは、104日のトレンドが90日ぴったりで終わることではありません。

トレンドの天底を当てることでもありません。

トレンドがいつまで続くかは誰にも分かりません。

世界中のプロの投資家たちでも分かりません。

だから、知るべきなのは大まかなトレンドの方向性と、大まかなトレンドの日数です。

大まかなトレンドの方向と、大まかなトレンドの日数が分かれば成功した投資家たちと同じような目線でトレードすることができます。

トレンドの日数を正確にピタリと当てることよりも、「小トレンド」と「二次トレンド」が1年間でどれくらい発生するのかを把握する方が価値があります。

本当に知りたいのはこの情報です。

1年間に何回トレンドが起こるのか?

2022年の場合は9回でした。

この情報を知っていれば、トレードしやすくなると思いませんか?

日足のトレンドはしばらく続くと考えれば、トレードする方向を間違わずに済みます。

この「1年間に何回トレンドが起こるのか?」というデータは、積み重ねていくとさらに信頼性が増してきます。

トレンドの日数、トレンドの形をノートにメモする

トレンドの日数が分かったら、ノートにメモしましょう。

「トレンド」という言葉は抽象度が高い言葉です。

これを理解するためにはより多くの具体を積み重ねる必要があります。

トレンドの形や日数は貴重な情報源です。

ノートにメモして体で覚えましょう。

記憶は、手を動かし、体を動かし、口を動かし、繰り返し使うことによって強化されていきます。

誰かに説明するのもいいし、何かにアウトプットするのもいいです。

その1つの方法としてノートに書くのはおすすめです。

過去検証をする目的をもう一度確認しましょう。

投資の目的:お金を増やすこと

成功した投資家が最も注目してるのは「日足」である。

成功した投資家の最も多いトレードスタイルは「小トレンドのトレンドフォロー」と「二次トレンドのトレンドフォロー」。

つまり、次の戦略が最も効果的だと考えられる。

  • 戦略①:日足を見て、小トレンドをトレンドフォローする
  • 戦略②:日足を見て、二次トレンドをトレンドフォローする

この2つの戦略を達成するためには過去検証が必要である。

  • 過去検証で注目する足:日足
  • 過去検証で見つけるもの:小トレンドと二次トレンド

「日足」を使って「小トレンド」と「二次トレンド」の2つが見つけるようになれば、成功した投資家と同じ目線でトレードすることができるようになります。

そのために「トレンド」がどういうものなのか、体に覚え込ませる必要があります。

エクセルにデータを入力してトレンドのデータを貯めていく

1年分のデータ分析が終わったら、エクセルに集計しましょう。

このデータが貯まっていくと、トレンドの傾向が掴めるようになります。

1年間で発生するおおよそのトレンドの回数が分かるようになります。

エクセルでは次の4つの計算式を使うのがおすすめです。

  • 平均値
  • 中央値
  • 最大値
  • 最小値

過去検証ができたら、次は具体的なルールに落とし込んでいきましょう。

【STEP8 ルールを作る】ルール作りをする上で押さえたい7つのポイントの記事で詳しく解説しています。

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