投資クラゲとは?どんなトレードをしているの?
こんにちは。「再現性のあるトレード方法」を習得した投資クラゲです。
現在は、資産を2倍の2倍、つまり合計4倍を達成しています。
主な投資対象は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つ。
トレードスタイルは、
◆スイングトレード(2日~20日間保有)
◆トレンドフォロー(21日~90日間保有)
下の画像のようなトレードをしています。
「経済の9割は、たった一つの図で分かる。」
「新・経済学入門」高橋洋一著
日本の経済学者、高橋洋一さんの言葉です。
高橋洋一さんは、日本の経済評論家、元官僚、第一次安倍晋三内閣においては経済政策のブレーンだった人です。
菅大臣にふるさと納税を提案したのも高橋洋一さんです。
日本の経済界のスペシャリストが「経済の9割はこれを見れば分かる!」という発言をしています。
経済の9割が分かってしまうという、「たった一つの図」を知りたくないですか?
また、高橋洋一さんは、こんなことも言っています。
「じつは、一般社会で知っておくべき経済を理解するのに、難しい理論は一つも必要ない。一つの図を知っているだけで、十分なのだ。」
こんな風に言われたら、知りたくなってしまいますよね。
その一つの図とは、「需要と供給の図」です。
おそらく日本の教育を受けてきた方であれば、教科書で一度は目にしたことがあるかと思います。
需要曲線と、供給曲線があり、交差しているところが「価格」になるというものです。
この図を使うと、経済の9割を理解することができる…本当にそんなことができるんでしょうか?
結論から言うと、「需要と供給の図」を使えば次のようなことが分かります。
- 需要と供給の関係が分かる
- インフレになるパターン、デフレになるパターンが分かる
- 政府が何をしようとしているのかが分かる
- 金利と紙幣量の関係が分かる
- 失業率と物価上昇率の関係が分かる
- どうしてインフレ率2%を目指しているのかが分かる
- ドル円の価格が上がったり下がったりする要因が分かる
- ドル円の価格はどうやって決まっているのか?
このようなことが分かります。
すごくないですか?
「需要と供給の図」を使いこなすことができれば、世の中の経済について9割は説明できるようになります。
ということは、投資についても説明できるようになる可能性があります。
投資は世の中の経済に含まれていることだからです。
かなり魅力的だと思いませんか?
投資の9割は、たった一つの図で分かる
もし、こんなことが可能であれば、知りたいですよね。
まさに、「需要と供給の図」は経済を分析するためのツール。
「需要と供給の図」は投資を分析するためのツールです。
これを使わない手はありません。
この記事では、需要と供給の関係について解説していきます。
需要と供給についての誤解
需要と供給の関係は、誤解している人がたくさんいます。
例えば、次のような例です。
このような理解をしている人は残念ながら間違っています。
そもそも、需要と供給は一次関数的な考え方ではありません。
また、次のような考え方も間違いです。
価格は直接操作することはできず、間接的に操作しています。
「価格が上がれば~」という前提の部分に足りないものがあります。
主語になりえるとすれば「消費者」か「生産者」です。
投資の世界で言えば「投資家・投機家」か「政府・日銀」です。
価格は直接操作することができません。
だから、価格を主語にするのではなく、行動できる人を主語にするということです。
では一体、需要と供給の図はどうやって見ていったらいいのでしょうか?
需要と供給の図が理解できれば、すべて解決します。
ミクロな視点とマクロな視点
需要と供給の図を理解するために、2つの視点についてお話します。
2つの視点を知っておくと需要と供給の理解がさらに深まります。
ミクロな視点とマクロな視点です。
ミクロな視点とは半径1メートルの話
マクロな視点とは世の中全体の話
「アリの目で見る。タカの目で見る。」ということと同じです。
ミクロな視点は次のようなことを考えることです。
- リンゴの需要と、リンゴの供給を「消費者の立場」と「生産者の立場」で考える
- 人気ラーメン店の価格は消費者と生産者の関係で決まってくる
- 牛丼のチェーン店の価格は消費者と生産者の関係で決まってくる
つまり、リンゴの価格、ラーメンの価格、牛丼の価格など、個別の価格に注目するということです。
一方、マクロな視点は世の中全体を見るということです。
- 世の中全体の需要をすべて足した「総需要」と世の中全体の供給をすべて足した「総供給」の関係を見る
- 「総需要」と「総供給」の関係で「物価」が決まってくる
世の中全体の話をするときに「インフレ」や「デフレ」という言葉が使われます。
リンゴの値段だけでは「インフレ」か「デフレ」かを判断することはできません。
世の中全体の「総需要」と「総供給」から導き出された「物価」を見てインフレかデフレかを判断するということです。
今回はマクロの視点からリンゴの値段について考察していきます。
需要と供給とは
まず、需要と供給の言葉について辞書で調べてみましょう。
需要…
1 もとめること。いりよう。「人々の―に応じる」
2 家計・企業などの経済主体が市場において購入しようとする欲求。購買力に裏づけられたものをいう。⇔供給。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
供給…
1 必要に応じて、物を与えること。「被災者に物資を―する」
2 販売のために、商品を市場に出すこと。また、その数量。⇔需要。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
辞書にはこんな感じで載っています。
簡単に言い換えるとこんな感じでしょうか。
- 需要 消費者がいくらで買いたいのか?
- 供給 生産者がいくらで売りたいのか?
こういうことですね。
「需要と供給の図」の見方を知る
需要と供給の関係を図で見てみましょう。
縦軸は価格、横軸は数量を表しています。
左側が需要曲線、右側が供給曲線です。
重なっているところが現在の価格になります。
まずは分かりやすいもので例えてみましょう。
リンゴの値段を需要と供給の図から考える
リンゴを買う人と売る人の立場になって考えてみます。
まずはリンゴを買う人の立場です。
リンゴを100円~190円くらいで買いたい人がいました。
買う人はできるだけ安く買いたいと考えています。
つまり、多くの人は比較的安い100円で買おうとしています。
仮に、リンゴ1個を100円で買いたい人は10人いるとします。
値段が上がるにつれて徐々に買いたい人が減っていき、リンゴ1個に190円を出す人は1人しかいません。
今の話を図で表すとこのような感じになっています。
この需要の棒グラフを線で結んだものが需要曲線(実際は曲線ですが、分かりやすく直線で表しています。)です。
この需要曲線は、消費者の気持ちを表しています。
消費者は安く買いたいので、安い値段に人が集まり、高い値段にはあまり人が集まりません。
反対にリンゴの生産者の立場になってみましょう。
リンゴの生産者は、できるだけ高く売ろうとします。
高く売った方が利益がでるからです。
生産者の多くは、比較的高い190円で売ろうとします。
リンゴ1個を190円で売りたい人は10人。
反対にリンゴ1個を100円で売りたい人は1人です。
すると、需要の線とは反対の右上がりの線が出現します。
この供給の棒グラフを線で結んだものが供給曲線(実際は曲線ですが、分かりやすく直線で表しています。)です。
この供給曲線は、生産者の気持ちを表しています。
生産者は高く売りたいので、高い値段に人が集まり、安値段にはあまり人が集まりません。
価格はどうやって決まるのか?
ただ、「消費者の買いたい値段」と「生産者の売りたい値段」が離れていると売買が成立しないので、妥協点を探す必要があります。
それが次の図です。
需要の線と供給の線が見事に重なっている場所があります。
これが「現在の価格」です。
「現在の価格」は消費者が決める訳でもなく、生産者が決める訳でもありません。
例えば、ふつうのリンゴを売って利益を上げたい場合、1000円、2000円という値段設定にしても売れるはずがありません。
他店がどのくらいの値段で売っているのか?消費者はいくらで買いたいのか?リンゴはどれくらい生産されているのか?希少性が高いか?
そういうことを考えながら、値段設定をしていく必要があります。
厳密に言えば、需要と供給のバランスを考えながら生産者が決めているということになります。
つまり、価格は需要と供給のバランスによって決められるということです。
今回の場合は、需要の線と供給の線が重なっている「145円」がリンゴ1個の価格になります。
(厳密に言えば価格はあらかじめ決まっているパターン、生産者が決めているパターン、需要と供給のバランスで決めているパターンなどがあります。市場に出回っているほとんどの物は需要と供給のバランスで決まっていると考えてOKです。)
価格が変動するのは需要と供給が変動するから
価格が変動するのには、2つの要因が関係しています。
- 需要が変動する
- 供給が変動する
- もしくはその両方
需要が変動する場合
まずは「需要が変動する」とはどういうことか、アップルパイブーム、かぼちゃパイブームを例にとって考えてみましょう。
価格の変動は結果です。
価格の変動は、需要と供給のバランスによって引き起こされます。
先ほどのリンゴの例をもう少し深掘りしてみましょう。
空前のアップルパイブーム
例えば、世の中で空前のアップルパイブームが起きたとします。
すると、アップルパイを作るためにリンゴを購入したい人が増えます。
仮に、100円で買いたい人は10人→12人、190円で買いたい人は1人→3人に増えたとします。
リンゴを買いたい人の総量が増えているので、需要は右方向にシフトします。
そもそも買いたいと思っている人数が増えているということです。
この現象を供給と合わせて考えます。
リンゴを買いたい人が増える → 需要が右方向にシフトする
需要が右方向にシフトすれば、供給と重なっている点は自動的に引き上げられます。
つまり、買う人が増えると価格が上がるということです。
空前のかぼちゃパイブーム
今度は、買いたい人が減った場合のことを考えてみましょう。
お菓子作りのトレンドは、かぼちゃのパイにとって変わられたとします。
すると、リンゴを買いたいと思う人が減ってしまいます。
100円で買いたい人は10人→8人、190円で買いたい人は1人→0人に減りました。
リンゴを買いたい人の総量が減っているので、需要は左方向にシフトします。
そもそも買いたいと思う人が減っているということです。
需要が減っている状態を供給と合わせて考えてみましょう。
リンゴを買いたいと思う人が減る → 需要が左方向にシフトする
需要が左方向にシフトすれば、供給と重なっている点は自動的に引き下げられます。
つまり、買う人が減ると価格が下がるということです。
価格が変動する要因の半分は需要です。
- 買いたい人が増えると需要曲線が右方向にシフトして価格が上がる
- 買いたい人が減ると需要曲線が左方向にシフトして価格が下がる
このように「需要」は、消費者がどのように行動するかが関係してくるわけです。
供給が変動する場合
リンゴの豊作
今度は、「供給が変動する」とはどういうことか、リンゴの豊作、リンゴの凶作を例にとって考えてみましょう。
リンゴが豊作になった場合、需要と供給の図はどのように変化するのでしょうか?
リンゴが豊作になった場合、リンゴの出荷数量が増えます。
190円で売りたい人は1人→3人、100円で売りたい人は10人→12人に増えています。
リンゴを供給できる総量が増えるので、供給は右方向にシフトします。
そもそものリンゴの量が増えるということです。
この状態を需要と合わせて考えてみましょう。
リンゴの供給量が増える → 供給が右方向にシフトする
供給が右方向にシフトすれば、需要と重なっている点は自動的に引き下げられます。
つまり、リンゴ全体の供給量が増えれば、リンゴの価格が下がるということです。
リンゴの不作
今度は、リンゴが不作だった場合のことを考えてみましょう。
リンゴが不作になった場合は、リンゴの出荷数量が減ります。
190円で売りたい人は1人→0人、100円で売りたい人は10人→8人に減っています。
リンゴを供給できる総量が減るので、供給は左方向にシフトします。
そもそものリンゴの量が減るということです。
この状態を需要と合わせて考えてみましょう。
リンゴの供給量が減る → 供給が左方向にシフトする
供給が左方向にシフトすれば、需要と重なっている点は自動的に引き上げられます。
つまり、リンゴ全体の供給量が減れば、リンゴの価格が上がるということです。
このように、需要と供給の図から価格が上がる要因や下がる要因を見つけ出すことができます。
リンゴの価格が上がっているとしたら次の2つの可能性があります。
- 空前のアップルパイブームが起きているという需要の問題
- リンゴの不作という供給の問題
もしくはその両方かもしれません。
リンゴの価格が下がっているとしたら次の2つの可能性があります。
- 空前のリンゴパイブームが去り、空前のかぼちゃパイブームに取って代わられたという需要の問題
- リンゴの凶作という供給の問題
もしくはその両方です。
需要と供給の問題が複数重なっている状態
価格が上がるか下がるかはいくつかの要因が重なっている場合がほとんどです。
今回のリンゴの例で言えば、需要と供給の問題が複数重なっている状態だということです。
具体的に言うと、次のような感じです。
需要 → 空前のかぼちゃパイブーム 供給 → リンゴの豊作 → リンゴの価格が下がる
需要が減って供給が増える場合は、価格が一気に下がります。
もしこれが物価だとすれば、デフレ状態です。
需要 → 空前のリンゴパイブーム 供給 → リンゴの凶作 → リンゴの価格が上がる
需要が減って供給が増える場合は、価格が一気に上がります。
もしこれが物価だとすれば、インフレ状態です。
需要 → 空前のリンゴパイブーム 供給 → リンゴの豊作
需要が増えて、供給も増えた場合はどうでしょうか?
価格が上がる要因と価格が下がる要因が相殺されて、価格はあまり変わりません。
ただし、需要の変化が大きければ価格は上がり、逆に供給の変化が大きければ価格は下がる可能性があります。
需要と供給の変化が大きい方が、価格に影響を与えるということです。
需要 → 空前のかぼちゃパイブーム 供給 → リンゴの凶作
需要が減って、供給も減った場合は価格が下がる要因と価格が上がる要因が相殺されます。
結果として、価格はあまり変わりません。
ただ、これも需要と供給の変化が大きい方が価格に影響を与える可能性があります。
まとめ 物価はどのように決まるのか?インフレ・デフレとは?(つづく)
今回はミクロな視点でリンゴの価格について解説しました。
ミクロな視点とは半径1メートルの話
マクロな視点とは世の中全体の話
今度はマクロな視点で「物価」「インフレ」「デフレ」について解説していきます。
リンゴの価格がどのように決まるのか理解できれば、物価を理解するのも簡単です。
需要を「総需要」、供給を「総供給」、価格を「物価」と置き換えれば物価の仕組みが驚くほど簡単に分かります。
- 世の中全体の需要をすべて足した「総需要」と世の中全体の供給をすべて足した「総供給」の関係を見る
- 「総需要」と「総供給」の関係で「物価」が決まってくる
次回はインフレとデフレを需要と供給の図を使って解説していきます。(つづく)
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